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介護事業を20年経営して思うこと Vol.20

株式会社北陸福祉会 専務取締役の高澤 由香里と申します。
今回は、「わたしが大事にしていること」について整理しました。

当社は、富山県高岡市・砺波市・南砺市にて、
グループホームやデイサービス・小規模多機能型居宅介護事業を、
20年運営しております。

介護事業の経営はもちろん、介護現場に私も出て
日々ご利用者様とかかわってきた中で、
いま思うことを綴りたいと思います。
特に読んでいただきたいのは、
これから介護職を目指す方と今まさに介護職に就いている方々
です。

わたしがずっと大事にしてきたのが
悔いのない人生」という判断基準。
これはおいしいものを食べたい・旅行に行きたいという
個人的な希望だけの話ではなく、
仕事や生き方においても同様です。

失ってはじめてわかる大事なこと

きっと誰もが感じたことがあると思います。
職員に対しても入居者様に対しても、
後から「もっとこうすれば良かった」と思うことがないように
出来る限りのコミュニケーションをとるようにしています。
ただ、言葉とは難しいもので悩む日々があります。

人の痛みを理解できる人でありたい

認知症の方は、トイレに行ったあとすぐにまた
「トイレに行きたい」とおっしゃったり、
ご飯を食べたり髪の毛を櫛でとぐことを
忘れてしまうこともあります。
時には自分自身やご家族のこともわからない状態にもなります。

こうしたことを最も不安に思っているのは、
第一にご本人であり、次にそのご家族ではないかと。
「入居者様自身が一番不安に思っている」ということを
理解する私たちでありたい。
介護の現場において、知識や経験はもちろん大事ですが、
それ以上に入居者様の痛みや不安を理解しようとし、
「認知症の人」ではなく、
「●●さん、という一人の人間である」ことを大事にしたいです。

今日も元気に「●●さん!」とお名前を呼んで、
かけがいのない今日を楽しい会話でいっぱいにしたいですね!

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当社では、相手を想って行動できる方と一緒に仕事をしたいと考えています。ご興味を持っていただきましたら、一度お話ができたら嬉しいです。
就職・転職を今すぐ考えてはいないけれど、共感できるという方もぜひご一報ください。

下記の採用サイトからエントリーいただいても、直接お電話をいただいても構いません。TEL: 0763-22-1777(ニシヤチまで)

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