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映画メモ多め

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【映画メモ】ラーゲリより愛を込めて

2023年の目標を 『1ヶ月に1回は映画館で映画を観る』にした。 今のところ順調。 ということで5ヶ月ほど経ってしまってるけど、 1月に観た『ラーゲリより愛を込めて』の映画感想文。 初めて観た後は、「悲しい」でも「悔しい」でも「感動」でもなく、なんとも形容し難い感情でいっぱいになった。 でも同時に、胸の中が軽くなったような、荒んだ心が凪のような静けさを取り戻したような、ただひたすら心が洗われて、深く考えさせられた。 ひどい時代だった。 むごい仕打ちだった。 そんな中

      • 【映画メモ】関心領域

        人間の関心の先にある光と影。 その光の部分だけを観て、影には目もくれない。 そんな印象を持った。 『収容所の隣の幸せな家族』の話でありながら、 収容所そのものの描写はなく あくまで家族の視線や表情や 家の隣の建物から上がる煙は物音のみ。 "収容所"ではなく あくまで"家の隣の建物"という説明がしっくりくる。 だってそこは関心の領域外だから。 まるでそこに収容所があることを忘れてしまうほどに ただただ幸せな家族の触れ合いが描かれてた。 子どもたちはそれが何なのか本当

        • 【映画メモ】青春18×2 君へと続く道

          5月に入ってからも何個か映画館で観たけど、感想書くのはちょっと久しぶりになってしまった。 主演のシュー・グァンハンは、ちょっと前に「時をかける愛」を見て知った、自分が台湾に興味を持つきっかけになった俳優さん。 あのドラマでも今回も、無邪気な役と影のある役を使い分けた演技で、とても繊細な表現がすごく見どころだと思う。 肝心の今回の映画の感想としては、 「ああ、やっぱりそういう系か」って思ったのが正直なところだった。 内容的には面白かった。 観ていて青春時代特有の青くて甘

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        【映画メモ】ラーゲリより愛を込めて

          【映画メモ】オッペンハイマー

          4月頭に観た映画。 一言でまとめるなら、ただただ難しい。 もっと歴史の勉強してから臨んでたら少しは理解できたんだろうか。 ただ、映画のキャッチコピーにある、『この男が、世界を変えてしまった』のは紛れもない事実だった。 もしもこの研究が成されてなかったら、 アメリカが研究費用を出せないような国力であったなら、 トリニティ実験が失敗に終わっていたなら、 きっと世界はもっと違うたどり方をしていたはず。 それがいい方向に進むのか、より悪化していたかは、今となっては知る術もな

          【映画メモ】オッペンハイマー

          さよなら。もう二度と。

          4年くらい経ったかな。 今日、やっとさよならした。 最近は正直避けるような生活をしてしまってた。 なるべく避けるように過ごしてしまって、 かと思えば一緒の時はずぅっとダラダラして、 気づいたらそのまま朝まで寝ちゃったり。 一緒のときの自分が嫌になって ようやく手放す決心がついたのに いざとなると名残が惜しいのか未練があるのか。 初めて家に来た時、本当に嬉しかった。 これは嘘じゃない。 おばあちゃんが亡くなって 毎日のように泣いてた私を包み込んでくれた。 本当に救われた

          さよなら。もう二度と。

          【映画メモ】カラオケ行こ!

          面白かった。 でも、映画館で見なければよかった。 いや、めちゃくちゃ面白かった。 本当に見てよかったと思った。 面白すぎて声を出して笑いたかったけど、 映画館でさすがにバカ笑いするわけにはいかず 終始ニヤニヤ「ンぐフッ」ってなりながら見てた。 でも、なんなら声出して笑ってる人もチラホラいて なんか安心した。 ともあれ面白すぎたけど たぶん前に『女の園の星』を読んで、 原作者のシュールな笑いについての前情報があったから っていうのもたぶんだいぶ大きかったと思う。 何も

          【映画メモ】カラオケ行こ!

          【映画メモ】ある閉ざされた雪の山荘で

          ちょっとお久しぶりの映画館。 別に原作ファンってわけでも、出演者の誰が好きってわけでもないんだけど なんとなーく、絶対見るって決めてた映画。 やっぱりしっかりミステリーだったし、 登場人物もあんなに少ない中でしっかり一人一人の存在感が際立ってた。 でも気になったのが、もし久我の存在がなくて、本多の企てが無事完了したとしたら 今回"殺害"された3人は表舞台に立てないのでは、って思って。 それだけの覚悟を持ってしてでも罪滅ぼしをしたかったのか、どうなのか。

          【映画メモ】ある閉ざされた雪の山荘で

          【映画メモ】PERFECT DAYS

          2024年一発目の映画は『PERFECT DAYS』。 劇場予告で観て、強く惹かれたわけではないけど何故かすごく気になってた作品。 何か大きな事件が起きるでもなく、SF要素を含むわけでもない、 ただただ主人公の日常を描く、無意味で完璧な映画。 すごく良かった。 なんか知らんが、生きるのに意味を求めすぎる必要なんてないって思えた。 人生の全てに意味があって、 でもその意味を無理に見出す必要も、具現化する必要もさらさらなくて、 丁寧な暮らしを心がける必要もなくて、 毎日

          【映画メモ】PERFECT DAYS

          【2024年】今年の目標

          昨年に引き続き、 ・1か月に少なくとも1本は映画館で映画を観る ・note毎月1本以上(映画メモ含む) に、加えて ・illustratorとPhotoshopをもう勉強する ・海外旅行に行く ついでに、というか余力があれば ・結婚相手を見つける 以上の5個を2024年の目標にしてみる。 今年もたくさんの幸せを見つけられる人でありますように。 #note書き初め #今年の目標 #2024年

          【2024年】今年の目標

          【映画メモ】市子

          12月8日公開の映画は観たい作品が目白押しだった。 4作ほど見たいのがあった。 その中で一番最初に見れたのが『市子』。 ※若干ネタバレありです。 予告で「プロポーズの翌日、彼女は姿を消した」的なことを言ってて、穏やかではないだろうに妙に惹かれた映画だった。 見た感想としては、壮絶だった。 冒頭、ニュースを見て市子が逃げる描写から始まって、すでに穏やかではなかった。 前日に時間軸が巻き戻されて、プロポーズを受ける。 そこで市子ちゃん、涙ポロポロ流して喜んでたの。

          【映画メモ】市子

          【映画メモ】正欲

          ここ最近、謎に疲れ果ててて、映画館に行く気力がなく、約1か月ぶりの映画鑑賞。 14日で終了になってたから、駆け込みで鑑賞。 結論としては、見なければよかった。 決して内容が悪いわけじゃなくて、出てる俳優陣が気に入らなかったとか、演出が好きじゃなかったとか、 そういうことじゃない。 むしろ内容としてはずっしりして、ある意味見応えはあったように感じてさえいる。 ただ、 内容が重たすぎて、終始胃もたれしてた。 イライラするでもなく、悲しくなるでもないのに、とにかく感情が揺

          【映画メモ】正欲

          【映画メモ】ゴジラ−1.0

          ゴジラは今まで見たことがなかったけど、 なんとなく観ておきたくなった。 理由は単純で、私が戦争映画好きで、 今回の映画の舞台が戦後の日本という設定だったから。 映画そのものは、戦争の描写はほぼほぼなくて 戦後復興していく街を、ゴジラが壊していくというだけの話。 今までゴジラには全く興味がなかったから、 過去の作品がどんな傾向なのかは知らないけど おそらくいつもゴジラは倒される側なんだろう。 いわゆる"敵"のポジションでいて、 こんなにも長く愛される理由は、なんとなくわ

          【映画メモ】ゴジラ−1.0

          自分自身と友達になろうぜって言う話。

          他人の顔色を窺って、相手が喜びそうな言葉ばかりを並べる人間より 自分自身を客観視した時に「友達になりたい!」って思えるような人間でありたい。 と、思ってはいるもののそれがなかなか難しい。

          自分自身と友達になろうぜって言う話。

          【映画メモ】沈黙の艦隊

          仕事終わりにダッシュして映画館まで。 これもまた原作知らず(原作があったことすら知らなかった…)観てきた。 スクリーン入ったら年配のおじさま方が多めで 一瞬「あれ、入る場所間違えたかな?」ってなってしまった。 若い人向けではなかったのかな? 観た感想としては、潜水艦の映像がリアルで、 自衛隊の協力がすごいなあってなった。 潜水艦の中のシーン見ながら去年呉で見た「てつのくじら」思い出して 実際にこんな狭い中で生活してるんやなあ、、って尊敬でしかない。 話の内容的には

          【映画メモ】沈黙の艦隊

          【映画メモ】アナログ

          こんなにも繊細で美しい物語を書けるなんて才能の塊である。 予告見た時から気にはなっていて、でも見ようかなーどうしようかなー、と思ってたけど、 結果的に見てよかった。 原作知らずに行ったんだけど、謎がしっかり謎のまま進んで たたみかけるように真実が明らかになっていく展開に胸を締め付けられた。 「あ。そういうことか。。!」 「え、『続きがある』ってどういう…え?何?!」 ってなってた。 物語の緩急の付け方が上手いと思った。 ニノさん演技うますぎて入り込んでしまったし、

          【映画メモ】アナログ