【映画メモ】アナログ
こんなにも繊細で美しい物語を書けるなんて才能の塊である。
予告見た時から気にはなっていて、でも見ようかなーどうしようかなー、と思ってたけど、
結果的に見てよかった。
原作知らずに行ったんだけど、謎がしっかり謎のまま進んで
たたみかけるように真実が明らかになっていく展開に胸を締め付けられた。
「あ。そういうことか。。!」
「え、『続きがある』ってどういう…え?何?!」
ってなってた。
物語の緩急の付け方が上手いと思った。
ニノさん演技うますぎて入り込んでしまったし、
波瑠ちゃん所作も含めて全てが美しすぎてずっと見惚れていた。
タイトルもまたよい。
「木曜日の約束」とか、安直に想像しやすいものでなく
物語に沿った、それでいて中身を知るまで読み取れないタイトル。
ちょこちょこ「これ絶対アドリブやろ」ってくらいナチュラルに笑えるシーンが散りばめられていて、
大人の恋の始まりと水島悟の少しウブな感じが可愛すぎてこっちまでドキドキして
クライマックスまで終始ニヤニヤしながら見てた。
主人公の友達たちとのやり取り見て、あぁ友達っていいな。って素直に思った。
みゆきさんのお姉さんの「家族としての責任感」がとても力強かった。
悟の歌声が良かった(ミーハー)
「今日からずっと木曜日」
友情、家族、恋愛。
いろんな形の愛情が溢れていて、温かくて優しい世界だった。