韓国伝統茶#09.最近のお気に入りは柿の葉茶
ブクブクとお湯が沸いたらカップに注ぎ、ゆっくり柿の葉茶を楽しむのが最近の日課です。
今まで飲んだことないお茶を・・・と探していたら、スーパーで見つけました。
普段は家で煮出したとうもろこし&麦茶を飲むことが多いですが、寒い日や一息つきたいとき、就寝前には柿の葉茶がぴったりです。
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柿の葉茶(감잎차)
◆風味
名前そのまま「柿の葉」で作ったお茶ですが、味はウーロン茶やほうじ茶に似ている気がします。柿の香りは感じません。
中国からのお土産にはウーロン茶を希望するほどのウーロン茶好きの私にとってはぴったりです。まさに求めていた味。温かいウーロン茶って美味しいですよね。香りとともに身体に沁み渡るあの感じ・・・。
おっと、ウーロン茶じゃなくて柿の葉茶の話でしたね。
◆成分と効能
いかにも健康に良さそうな柿の葉茶。
実際のところどうなのかと調べてみると、レモンの20倍ともいわれるビタミンC(正確には、熱に強く、体内でビタミンCに変化するビタミンCの前の成分「プロビタミンC」)にカルシウムやタンニンとミネラル成分を豊富に含んでいることが分かりました。
また、強い抗酸化作用を持ち、以下のような効能があるそうです。
・免疫力の改善
柿の葉に含まれる豊富なビタミンCにより、風邪予防やウィルスに対する抵抗力を高めるのに効果があるほか、風邪症状の緩和にも役立ちます。また、一定期間飲み続けると、免疫力アップにつながります。
・血管の健康改善
タンニンの作用により血管に溜まったコレステロールなどの老廃物を除去して、血液循環を高めます。高血圧や動脈硬化の予防にも効果的です。
・老化防止
タンニンの抗酸化作用により体内の活性酸素を予防・除去し、老化防止に役立ちます。
・美肌効果
老廃物の除去やコラーゲンの合成に欠かせないビタミンCを多く含んでいるため、美白や肌トラブルの改善・予防に効果があります。
・アレルギー症状の緩和(花粉症・アトピー)
柿の葉には、ポリフェノールの一種であるアストラガリンが含まれています。アストラガリンはアレルギー症状を抑える働きを持ち、花粉症対策としても知られていますが、ほかにもアトピー性皮膚炎の原因となるヒスタミンの分泌を抑制し、痒みを軽減する効果があります。
・骨の健康
豊富に含まれるカルシウムが骨や関節を強くし、骨粗しょう症を予防します。
・下痢や軟便の改善
柿の葉に含まれるタンニンには収れん作用があり、下痢や軟便を改善して腸を整えます。
・生理痛の緩和
ビタミンCには免疫力や美容だけでなく、卵巣への栄養補給を円滑にする効果があることから、生理痛の緩和に役立つといわれています。
上記以外にも抗がん作用があるほか、血圧降下、二日酔いの予防・改善、肝機能強化にも効果的だそうです。
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◆注意点
万能な柿の葉茶ですが、カフェインは入っていません。お茶として楽しむ程度であれば、副作用などの心配はいらないようです。
ただし、便を固くする作用があるタンニンを多く含んでいるため、飲み過ぎると便秘になる可能性があるともいわれています。特に大腸のぜん動運動の低下が原因の弛緩性便秘の方は注意が必要だとか。しかし、通常の飲用であれば問題ないという情報もありますし、そもそも柿の葉茶には食物繊維が多く含まれているため便秘には効果的という話もあります。
何でもそうですが、個人差があるので体調の変化に注意しながら楽しみましょう、ということですね。
ちなみに、効果が強く出る場合は、他のお茶と混ぜて飲むのも一つの方法です。個人的な話になりますが、私は決明子茶(ハブ茶)を3,4日連続で飲むと血圧が下がり過ぎて気分が悪くなります。好きなお茶だったので最初に分かったときはまあまあショックでしたが、今はとうもろこし茶や麦茶に混ぜて楽しんでいます。
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