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2023年2月の記事一覧

鎖につながれた私を発見した話

鎖につながれた象。学習性無力感やトラウマの説明に用いられる例え話です。 サーカスの象は、杭につながれた鎖で逃げられないことを幼少期に学びます。そのため、大人になり鎖を杭ごと抜く力を得ても、それを試そうともしなくなる。 まさに自分のことだと気付かされた。そんな出来事がありました。 .。.🐘.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.🐘.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.🐘.。. あなたの夢は何ですか?突然ですが、あなたには夢がありますでしょうか。将来でやりたいことや行きたい

勉強が楽しいと思える瞬間に立ち会いたい

勉強を楽しいと思える人が日本は少ないと感じます。私も最近はこの感情を忘れかけているように思います。 そもそも、勉強に対して「楽しい」という感情を抱くまでには、どんな道筋があるのでしょうか。その問いに対する答えに近いことが書いてありました。 私は数学や物理の勉強が楽しいと思う立場ですが、こちらを読んだことで、改めて自分の楽しいと思えるまでのプロセスを思い出しました。 .。.🍀.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.🍀.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.🍀.。. 勉強を楽

呑みの席に芸人時代の後輩がいると瓶ビールを頼みづらい

✅原稿用紙が読みにくい方はコチラから↓お店に生と瓶ビールがあれば、必ず瓶を選ぶ。 生ビールは、サーバーの洗浄を怠るとドブのような臭いがするからだ。 原則として瓶を選択するのだが、呑みの席に芸人時代の後輩がいる場合は別だ。 グラスが空くたびに注いでくれるからだ。 「気を遣わないで」とお願いし、楽にしてくれる子もいれば、最後まで注ぎ続けてくれる子もいる。 現役時代の僕は後者だったので、ダルさが痛いほど分かる。 常に先輩グラスの空き状況を把握しつつ、メニューを開けば店員

2週間後に

3月13日に痔瘻で手術することが決まった。 今日は病院で手術前の検査と説明。 腰椎麻酔をするということで「尿道カテーテルかも…」という不安があったのだが今回は必要無しということだったので、少しホッとした。 あと、病院も手術日の朝に行けばいいとのことで、前日入院じゃなくて良かった。 最悪の想定からスタートしてるので、一つひとつが緩んでいくことで「なんだ、大丈夫そうじゃん」と思う要素が増えていくのが少し嬉しい。 ただ、先生からの話だと全快するまでに3ヶ月はかかるらしい。 …

色のない世界を歩く

午前5時、いつもより少しだけ早い時間に目覚まし時計を仕掛けた。 夜明け前の道頓堀でフォトウォークを楽しむためです。日が昇る前の道頓堀、これが意外と静かで清々しい。 漆黒の闇から徐々に解放される黎明のひとときは、都会のビルの色彩深度が浅くなる瞬間でもある。人がそんな色と出会うとき、心からの感動が感嘆の声となり、息をのむほどだった沈黙から解放されるのです。 「Canon kiss M2」今日の僕の相棒だ。 しばらくぶりだった相棒に、安いパンケーキレンズをくっつけて首からぶら下

「他人の握ったおにぎりが食べられない問題」を受けて全国のおにぎり屋さんに提言したいことがある

《連続1326日目!》 あなたは、他人の握ったおにぎりを食べられますか? 「もちろん食べられる!」 「絶対食べられない!」 こんな議論が、ここのところ大きく取り上げられている。 つい先日もAbemaがやっている情報番組『ABEMA Prime』#アベプラの中でこのお題で熱い討論となり、SNSなどでも拡散し大きな話題となった。  (※アベプラの画面から、スクショしています) 👉アベプラでの議論アベプラが取った6万人(画面は5万人だけど、その後増えたらしい)のアンケ

【 日記 】 笑顔の表彰式

数日前、とあるエッセイの賞をいただき、その授賞式に行ってきました。久々に遠方に行くとあって、早くから楽しみに待ちわびていたイベントでした。 当日、意気揚々と現地の地を踏むと、そこは地理が全く分からない場所。必死に地図とにらめっこし、バスの乗り方を現地の人に聞きながら、ようやく会場に着いたのは集合時間ぎりぎりでした。 来たことのない土地で道を探しながら目的地へと向かう。こういうのがまた楽しくて旅行の醍醐味なんだよなあ、などと感慨に耽りながら無事、会場に辿り着くことができまし

心に焼き付かなくなった

好きなアーティストの新曲を聴いても、心が動かなくなった。 初めて自分で買ったレコードは村下孝蔵の「初恋」、中学一年生だった。この曲を聴くと今でも、思春期のヒリヒリして、グルグルと揺れ動く心を思い出す。担任の教師に抱いていた、不安定で熱っぽくて瞬発的な恋心。硝子のようにもろく傷つきやすい、鋭い感情。自分自身をも傷つける、激しく変わる気分。もろもろが、今体験しているかのような鮮やかさで蘇る。 「初恋」は私の心に、強く深く焼き付いている。だから、曲を聴くだけで、40年前にタイムス

書き続ける人

「コピーライターに向いている人は、『書き続けている人』です」 講師の方が言った言葉がとても胸に響いた。 キャッチコピーは、才能じゃない。努力と継続だという。これは自分にとって励みになると思った。 現在、受講しているコピーライター養成講座 東京教室。 今日は、基礎講座としての卒業制作の講評があった。この卒業制作は全3回に分けて行われた。 1回目は、実際の企業の方が来られてのオリエンテーション。受講生の人たちに「こういう課題を解決するコピーを書いて欲しい」という、企業からの

おモラシな2人に出会った

娘(5歳は)何かと利口である。 兄である息子がどちらかというとボーっとしているタイプなので、その利口さがより際立つのかもしれない。 娘は3歳の頃オムツが外れて以来、お漏らしやオネショをした記憶がなかった。 余裕でオムツ外しに成功し、余裕でパンツライフを送っている。 そんな娘が先日、保育園に迎えに行くと大きな袋を持って出てきた。 その袋には、お昼寝布団。小さな袋にはパジャマが入っている。 「オネショしたの?」と聞いたけれど無視をする娘。 私にその袋達を持たせてスタスタと歩

【 エッセイ 】 小さな手袋

先日、部屋を整理していると中学校2年生の時の国語の教科書が出てきた。何気なくパラパラと読んでみるとその中によく覚えていた物語があった。 「小さな手袋」というタイトルの話で、今も強く印象に残っている。ご存知の方もいらっしゃるのではないだろうか。小さな女の子と森で出会ったおばあさんとの切ない物語だ。 【 小説「小さな手袋」あらすじ 】 私が強く記憶に残っているのは、この物語を授業で教えられた後に宿題として書いた読書感想文である。 「○○君の感想文が特によかった。ぜひみんな

好きなものが繋がる瞬間

最近、ポッドキャストで好きな番組がある。 それが「又吉直樹の芸人と出囃子」と言う番組。 漫才コンビ「ピース」の又吉さんが、他の漫才コンビとともに「出囃子」について語りながら、彼らの音楽遍歴を深掘りするポッドキャストで、今までオズワルドやニューヨーク、男性ブランコなど、数々の漫才師たちが出番前に流している音楽について語っていた。 そもそも「出囃子」とは、芸人や演者が舞台に上がる際に流れる音楽のことで、漫才が始まる前のオープニング曲のようなものでもあり、それぞれの漫才師たち

今週、どうだった?『今週買ったもの』

娘がいよいよ年長さんになる。 最後の1年はお下がりじゃないリュックを持たせたいと思い、形的にもオススメであるColemanミニを選んだ。 色は娘にチョイスさせたらなかなか渋いヤツを選ぶ。 とにかくColemanリュックの形が好きなタカチセ。 以前25リットルの大人サイズを持っていたが、こちらは友達のお子さん(中2)に「少しこなれた感じのリュックがいい」と言われて差し上げた。 それ以降は無印良品のリュックを愛用している。 これマジで重い荷物を入れても肩が痛くなりにくい。 背

【 日記 】 日常の中に抱く季節感

先日、投稿した記事を間違って削除してしまったため、再度、載せさせていただきます。 スキをくださった皆さま、本当に申し訳ありませんでした。 ※※※ 3月が近づき、少しずつ暖かくなってきました。 少しずつ春の訪れを感じる今日この頃です。 僕は普段、生活する中で大切にしていることがいくつかありますが、その1つが「季節感」です。 毎日、家と職場の往復の日々の中で、どうしても季節感を感じにくくなっている自分に気づくことが多くなりました。 そこで少しでも季節感を味わうために何か