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疲れを甘く見てはいけないと気づかされた1冊【あなたを疲れから救う休養学】片野秀樹著

体からのSOSには痛み、発熱、疲労があります。
痛みと発熱があったら薬や休むなど
対処するでしょう。

しかし、疲れは放置されがちと気づきました。
なぜなら痛みと発熱に比べて
ごまかせてしまうからです。


・1.2兆円の経済損失

「疲れているから休みます」
こんな理由で仕事を休むのは、
勇気が必要ではないでしょうか。

しかし、無理して働き続けると
生産性が下がります。
その損失額が1.2兆円と試算されています。

プレゼンティーズムとアプセンティーズムという言葉があります。

プレゼンティーズムは、疾病就業と呼ばれています。
具合が悪いのに出社してる状態です。
アブセンティーズムは、病欠を意味します。

多くの人はプレゼンティーズムの状態で働いているのではないでしょうか。

ここからは私の経験談です。
長男の妊娠中、つわりや体調不良が辛かったですが、一度も休まずに出勤しました。
当時の私は、疲れているから休むという選択肢はありませんでした。

心身ともに無理を重ねた影響もあり、
育休を取らずに退職することしました。

・疲れる前に休む

疲れたら休むというイメージが強いでしょう。
しかし、本書では「疲れる前に意識的に休む」ことを提案しています。

疲れたら休むが治療だとしたら、
疲れる前に意識的に休むのは予防法と思いました。

無理を重ねて退職した私のようにならないためにも、計画的に休むのは必要かもしれません。

・土曜日に週明けの予定を確認する

この発想は私にはなかったと思いました。
あくまでも土日が休みで、平日仕事の人の話です。

土曜日に週明けの予定を見て「週明けは忙しいから、土日は無理をせず休もう」と予定を調整できるとのことです。

「平日のあとの土日で休む」のではなく、「土日に休んだ分で平日働く」と考えるようにしてみてください。

あなたを疲れから救う休養学 p195

「平日に仕事をして、土日で疲れを癒すもの」というイメージが長年ありました。

主婦業に土日休みはありません。
毎日断続的に仕事をしている感覚を持ってます。

それでも土日祝は、子どもたちの送迎がないので、
少し遅く起きても問題ありません。
ある意味、土日祝は休みにあたるかもしれません。

・感想

「たかが疲れ、されど疲れ」
こんな言葉が思い浮かびました。

休んだ分で仕事をするという発想に驚きました。
そう考えると、思ったほど休養を取れていないので
無理をして働かない方がいいという考え方になります。

毎日やることが溜まっているので、
やることを減らすのは難しいです。
それなら休養を充実させるしかないと気づきました。

以上、ちえでした。
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