「存在しない心配事」に疲弊していた
私は現在、幼稚園の本部役員をしています。
その中で、「それって存在しない心配事だから、気にしなくてよかったじゃん」という事があったので書きたいと思います。
〇幼稚園の夏祭り
幼稚園の1学期の最後に、幼稚園のお祭りがありました。
PTAの本部役員が、出展ブースなどを企画します。
周りの役員のみなさんも先生方もすんごく頑張っていて、楽しいお祭りになりました。
私はというと・・「当日、自分がモタついて、アタフタしていた」のが気になっていました。
幼稚園では、夏休みの間に「夏祭り、保護者アンケート」を集めてくれます。9月の新学期のはじめに、本部役員にアンケートの結果を教えてくれます。
私は夏休みの間、「存在しない心配事」で凹んでいました。
それは、保護者アンケートで「役員のにぐまっちさんが、お祭りでモタついていた。役に立ってないじゃん。」とか書かれるのでは?と思って疲弊していました。
9月の新学期に入り、幼稚園からお祭りアンケートの結果をいただきました。
概ね、「楽しかったです」「良い思い出になりました」「準備、大変でしたでしょう・・!」という暖かいお言葉でした。
時々、ご指摘もありましたが、それは「来年度に向けてより良くするため」の内容です。ありがたや。
少なくとも、「にぐまっちさんがモタついて・・」はありませんでした。
「この夏休みの間、存在しない心配事に振り回されていたんだな・・」と思いました。存在しないのであれば、心配しなくてよかったじゃん・・と。
〇十数年前、百貨店の仕事にて
以前、新卒から6年間百貨店で仕事していた時にも、同じように疲弊していたことを思い出しました。
百貨店では、日々お客様に商品を販売するので、何か期待にそぐわないときや商品の不良などで「お客様の声」をいただく機会が多いのかもしれません。
私は、「自分何かヘマをしたことで、クレームをいただかないように・・」とガチガチの6年間を過ごしました。
売場に立っているだけで、緊張してヘトヘトです。
「そんなに緊張するなら、なぜ販売職を選んだんだ?」と言われそうですが・・☺
今思うと、そんなにヘトヘトだったわりに、その6年間で「私が発端となる」クレームは皆無でした。(もしかしたら、知らないところで上司が対応してくれていたかもですが)
「お客様との約束事は、忘れないように」と、気を付けて対応していたためか、クレームはありませんでした。
それでもなお、「私はどこかでヘマをするかもしれない」と、疲弊していました。自分で自分のことを信用できなかったのだと思います。
「存在しない心配事」に疲弊していた6年間でした。
一方で、「販売の接客、楽しいよね~♪」と、目をキラキラさせながら接客している同僚の方々もいました。
同じ職場でも、私は「存在しない心配事」に疲れきり、一方で「目の前のことに楽しく」仕事をしている方もいるわけです。
〇今思うと・・
今回のPTAや、以前の百貨店の仕事を思い出すと、「存在しない心配事」に、そんなに疲れなくてもいいじゃん、ということが分かってきました。
存在しない心配事を気にせず、目の前の仕事を楽しめたらどれだけラクか・・
そんな「自分、不器用ですから」なところも、受け止めていきたいです。
「そっかー、その心配事、存在していなかったんだ!」と気付けただけでも進歩です♪