弱音と涙と覚悟
今日は少し弱音をつぶやいてもいいだろうか…。
つい最近嬉しい電話とLINEがあり、幸せだと感じていたところだった。
しかし、昨日は打って変わって割と嬉しくない…、いやかなり嫌な電話が入ってきたのだ。
先月受けた健診の胃透視検査で、異常が見つかったらしい…。
健診を受けた病院の職員さんからで、そこで診察を受けるかどうかの確認の電話だった。
乳癌や持病の喘息でかかりつけの病院があるので、診察はそちらで受けますと返事をすると、では結果をすぐに送りますと言われ電話を切った。
ーーまた引っかかったのか…。
まぁそんな気はしないこともなかった。
でもこんなに立て続けに色々あるとは…。
2018年の健診で異常がみつかり、乳癌と診断され2019年に右の乳房を切除。
2019年の健診で大腸に異常がみつかる。
2020年に適応障害と診断がつき無職に。
そして今年2021年、乳癌フォローの腹部エコーで卵巣に異常がみつかったばかりだ。
運良く、大腸も卵巣も良性のものであったが、今度は胃って…。
電話を切ってから案の定、私の頭には色んな最悪なことが浮かび上がってきた。
でもそれをかき消し、
『いや大丈夫、ただ少し炎症を起こしてるだけだ。大腸も卵巣も大丈夫だった。胃も大したことないに違いない』と思い直した。
しかし夜になってベッドに入ってから目をつぶっていると、涙が溢れてきた…。
『私が何をしたって言うのか…。なんでこんなに苦しい思いをしなくてはいけないのか…』
するとふと、亡くなった姉の姿が頭の中にぽんと浮かんだ。
亡くなる直前、痙攣し失神・覚醒を繰り返していた時の姉だった。
最後に覚醒し、記憶が鮮明になった瞬間姉は一言私にこうつぶやいたのだ。
『私…このまま死んじゃうのかな…』
その忘れもしない姿がなぜか脳裏に浮かび、私はひとり声を押し殺し、泣いた…。
ひとしきり泣いた後、私の周りの大切な人を必死に思い描いた。
特に孫たちの幼い笑顔を思い出し、私の幸せな未来の場面をいくつも思い描いた。
すると自分でも不思議なくらいスーッと心が穏やかになっていった。
そしてなぜか思ったのだ。
ーー明日はしばらく行けてなかったウォーキングに行こう。
『くよくよしても始まらない』
『世の中にはもっと苦しい思いをしている人がたくさんいるのだから…』
私はこの〝note〟を始めてから、特にそんなことを実感していた。
怖くないとは言えない。
でも私は逃げない。
その時はその時覚悟を決めれば良い。
今は健診結果が届くのを待つ。
それだけだ。
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