ほうじ茶のカフェインって、どうなの?~飲み物別カフェイン量や摂取量について
ほうじ茶はカフェインが少ないといわれます。
少ないといっても
実際はどのくらいのカフェイン量なのでしょうか。
ほうじ茶好きを自認しているわたくしが調べてみました。
まず、カフェインとは
カフェインの作用
カフェインのおもな作用は以下のとおりです。
・覚醒作用
・解熱鎮痛作用 (風邪薬や頭痛薬に使用される)
・利尿作用 (身体に必要な水分まで排出する)
わたしがいちばん気になるのは「覚醒作用」です。
睡眠障害があったときにカフェインを摂らなかったからです。
覚醒作用について、くわしく見ていきましょう。
*カフェインは神経を鎮静させる作用を持つ
アデノシンという物質をブロックします。
そのため、眠気が阻害され、神経が興奮します。
*体内でのカフェインの半減期は6~9時間です。
眠りにつくのが夜中の12時だとしても、
夕方15時以降はカフェインを控えるのがおすすめです。
では、飲み物の種類でカフェイン量にどのくらい差があるのでしょうか。
飲み物別・カフェイン含有量
カップ1杯・200mlに対してのカフェイン量です。
ほうじ茶はカフェイン量が少ないことが分かります。
ただし
・サイトによってカフェイン量にがばらつきがある。
・お茶の新芽はカフェイン量が多い→茶葉の種類によって差が出やすい。
(紅茶には新芽が多く含まれるものがあり、その量にもばらつきがある)
よって、目安として見るのがよさそうです。
では、一日にどの程度摂取しても良いのでしょうか。
一日のカフェイン量の摂取目安
日本では明確な摂取量の目安は設けられていません。
世界ではどうでしょう。
いずれも健康な大人に対するカフェイン量です。
・米国食品医薬品局(FDA)
1日当たり400 mgまでであれば、カフェインによる健康への危険な悪影響はないとしています。
・欧州食品安全機関(EFSA)
3mg/kg体重であれば急性毒性の懸念はない。
・カナダ
1日当たり400 mg。
・豪州・ニュージーランド
(明確なガイドラインはなく推奨摂取量)
1日当たり400 mgを超えない量。
もしくは、1回の摂取で上限200 mg。
1日400mg以下とするならば
*コーヒー1杯に換算すると
約3杯/日
意外に少ないように感じます。
*ほうじ茶1杯に換算すると
約22杯/日
たっぷりいただいても大丈夫そうです。
ほうじ茶にカフェインが少ない理由
・ほうじ茶は高温で焙煎する過程でカフェインが昇華(固体から気体へ変化)している。
・ほうじ茶は成熟した茶葉を原料とするためカフェイン少ない。
・ほうじ茶はカフェインの持つ利尿作用も抑えられるため、日々の水分補給にも適している。
・カフェインはお茶の味の要素である苦み成分のひとつ。
カフェインの少ないほうじ茶は苦みを抑えた味わいで飲みやすい。
まとめ
ほうじ茶はカフェイン量が少ないことが分かりました。
コーヒーの約1/6のカフェイン量。
たっぷりいただけます。
一日に摂っても良いカフェイン量の目安も分かったので
参考になさってみてください。
コーヒーや紅茶、ほうじ茶は
ほっと一息つきたいときにいいですよね。
食後にお茶があると無いとでは満足度が違います。
コーヒーやお茶が好きで量を多く飲みたい方は
ほうじ茶やデカフェ飲料も試してみてはいかがでしょうか。
今日はほうじ茶のカフェイン量、
カフェインについてのお話でした。