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子供のためのオルセー美術館(78)飛び込む!/はやりの水着は•カイユボット

あつい!

イエールがわびこもう。
絶対ぜったい気持きもちいいにまってる。あおみどりのまじるここのみずはすごくつめたいから。

カイユボットは、川遊かわあそびをたのしんでいるひときました。

あおいしましまの水着みずぎは、パリのおしゃれの最前線さいぜんせん! 
でもなんかかわいいね。
まる背中せなか、のばしてんだあしさきびこみいたちからはいっていまにもびこみそうです。

ターコイズブルーのかわは、お日様ひさまの光とあの木の葉っぱもうつって、いろんないろえます。


あそこのは、スルスルのびてかわとどきそう。てんてんのっぱはクロスハッチングでいたのもあります。
みずこうまでしずかだけど、かぜかれた木の葉はあっちこっちに。においまでつたわってきます。
カイユボットは、この一瞬いっしゅんをパステルで素早すばやきました。

こんなは、だれひとがいなかったのでみんながおどろきました。
それでカイユボットは、あとからおなかわ何枚なんまいいたのです。

あ、あそこに。 ボートにってるひとがいる。
カイユボットはこのを、印象派いんしょうは展覧会てんらんかいしました。


GUSTAVE CAILLEBOTTE 1848-1894
Le Nageur 1877
Pastel sur papier
ギュスターヴ・カイユボット
泳ぐ人 1877
パステル画 

19世紀の批評家たちは、近代絵画に現代の衣装を取り入れることの是非について長い間議論し、しばしば黒い衣装は面白くない、あるいは見苦しいとさえ判断した。エール川のほとりで泳ぐこの水泳選手の縞模様の服装は、この大胆な絵で、このような批評家たちに皮肉と敬意を表しているように見える。
彼は川と川岸の植物をよく観察している。緑と青の色調で、カイユボットはパステルを使って穏やかな水の広がりを表現し、逆に、木々とその葉に動きを与えるために、彼はストロークとハッチングを増やした。

musée d’orsay 

Baigneur s'apprêtant à plonger ou Baigneurs, bord de l'Yerres 1878
参考
Baigneur se préparant à plonger, bords de l'Yerres  1878

お読みいただきありがとうございました。
このストライプの水着は当時珍しくファッショナブル。批評家はどんなに驚いたことでしょう。
透明感のあるパステル画は素早く描くことができて下絵としてもカイユボットは多く残しています。
日本はこの水に飛び込みたい季節、どうぞ皆様くれぐれもお大事にお過ごしください。

パリはオリンピックが近づきました。コンコルド広場に日本の国旗🇯🇵も上がりました。
(まだまだ夜中も工事中🚧です💨)

パステルの修復 2分50秒

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