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なんだこの波

こちらの記事[↑]が投稿される前日、つまりイースターの昼下がり。
この日は、M王国では赤毛のサンタクロースがイケメンにプレゼントをくれる日、というわけで、僕は包みをいくつか開封した。

赤毛のサンタクロースは年に一度、東アルプスもしくは東の国方面へ消防研修に行く。今年は3月の中旬に、イタリアはトレンティーノ‐アルト・アディジェ州へ出張していた。
そんなわけで、この日開封した包みには、そのときの土産も含まれていた。それが、こちら[↓]

中二心をくすぐるオッドアイのねこ型スマホクリーナー

「やべぇなにこれすげぇかわいい! 僕が名前つけていい?」と言うと、赤毛サンタは快く了承してくれたので、早速こいつに名前を付ける。

命名☆Manjū
書: アンドレア M.

...というわけで(?)、今月もkaekoikさんの記事に掲載された浮世絵を見て、一首詠む。
今回は3枚の絵が紹介されていたので、お互い好きなものを1枚選び、短歌を作ることにした。

■選んだ浮世絵:《富嶽三十六景・神奈川沖浪裏》

"Ma che onda è?!
È un mostro! Ci sta ingoiando!"
"Dai, combattiamo!"

"Ma va la! Ehi, scappiamo!"
"In che modo?" "Beh... Aiutooo!!"

(日本語訳)
「なんだこの波、
怪物か?! 飲み込まれる!」
「よし、戦おう!」

「冗談じゃない! おい、逃げるぞ!」
「どうやって?」 「うぅ...助けて!!」

作/訳: ローリス M.
押韻すんの忘れちゃったから日本語短歌も詠んでおこうっと[↓]

■選んだ浮世絵:《「百人一首うばが絵解」「山辺の赤人」》

人は言う
「君は富士山
みたいだ」と

でもその心
"勾配きつい"

...これで終わったら、「なにこいつ、日本語でごまかしてるけど、実は韻踏めなかっただけなんじゃねぇの?」って思われるだろうな...というわけで[↓]

■選んだ浮世絵:《富嶽三十六景・凱風快晴》

Montagna rossa...
Che aspetto maestoso!
Mi faccio le ossa

per diventar grandioso
come lei. Certo, io oso.

(日本語訳)
赤い山...
なんて荘厳なんだろう!
実践を重ねよう。

この山のように偉大になるために。
そう、僕は挑戦するんだ。

作/訳: ローリス M.
結局全部選んじゃった

■選んだ浮世絵:全部
...ちなみに、一番好きな絵は《「百人一首うばが絵解」「山辺の赤人」》だそうだ。

Tanka Hokusai 🌊

Ma è Hokusai
Ci son montagna e mare
Come già sai

Tutti han particolare
Monte Fuji 🗻 che appare

(日本語訳)
短歌 北斎 🌊

北斎だ!
山と海
知っての通り

全て(の絵)がディテールを捉えている
人目を奪う富士の山 🗻

作: アンドレア M.
訳: ローリス M.
ダメだ、うまく訳せねぇ。詠んでる途中に "Ah! Bello!" って口走ってたのに… ごめん

ところで、せっかくなのでkaekoikさんのひいおばぁちゃんの名前も赤毛サンタに書いてもらった。

kaekoikさんもkaekoikさんのいとこも、みんな優しい。僕は、脳梗塞を患い文字が書けなくなったおじぃちゃんにタッチタイピングを叩き込もうとして母さんに止められるタイプの子供だったから… おじぃちゃん、もっと優しくしてほしかっただろうな。かわいそうに。

そして、先日、僕が初めて詠んだ漢詩もどきも赤毛サンタが書写してくれた。

「マンマミーア! なんて難しいんだ! 勉強しないとダメだ!(?)」とかなんとか言いながら、一生懸命書いていた。一番難しかった文字は「観」とのこと。

240401

表:饅頭にしか見えない。
裏:スマホクリーナー。饅頭みたいな見た目だけど腹は平ら。カンボジア生まれのフランス猫。

240402 追記

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