雨の日に見る夢の形NO.1250
雨が降る音に包まれながら眠りにつくと
決まって夢の中の僕は傘を忘れるんだ
夢の中の僕は帰り道なのか
はたまたどこかに向かって出かけているのか
全身びっしょり濡れそぼりながら
雨空の下を歩いている
それは雨音が思い出させてくれる
僕の古い記憶なのか
あるいは雨音から想像を膨らませた僕が
見たい夢の形なのかは分からないが
雨音を聞きながら眠りにつくと
決まって夢の中の僕は傘を忘れるんだ
雨に濡れた僕は雨よりも雨らしく
雨音をさらに膨らまして鳴り響かせる
アンプにでもなったかのように
身体中からより際立った雨の音が聞こえてくる
ぐっちょん🎵ぐっちゃん🎶
ぐっちょんちょん🎵
ぐっちょん🎵ぐっちゃん🎶
ぐっちょんちょん🎵
それがとても楽しくて夢の中の僕は
雨に濡れていようが構わず笑っているんだ
夢の中の僕もまた変な奴なんだ
雨が降っている🟰傘を忘れたが
僕が生きてきたどこかしらの日に
とても印象的な経験でもしたのだろう
深層心理と結びついて
それが黄金パターンとして結びつき
いつも雨が降ると真っ先に
傘を忘れると言うフレーズが
頭に浮かんでくる
僕に傘なんてものは要らないんだ
雨にむしろもっと濡れるべきなのだ
雨粒は僕にそう囁いているような気がする
だから僕はそれを言葉に置き換えて
僕なりの形で今日も雨粒に身を委ねる
雨粒によって浮かび上がっていく
僕と言う人間の姿形
雨音を聞くと掻き立てられる想像力を
これからも大切にしていこうと思う
僕の見る夢を柔らかくしっとりと湿らせていく
雨粒の存在が好きだ
くすぐったくてたまらない雨粒が
見せてくれる夢をこれからも楽しんでいく
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