嵐が収まるまで
お腹を空かせた子供のようだ
癇癪起こして手に負えない
諦めて見上げる空は白く稲光
あぁゴロゴロ響く不協和音
耳を塞いでも身体の芯を
揺さぶって訴えかけてくる様子は
まるでお腹を空かせた子供のようだ
どれだけ諌めても無駄無駄
一度泣き始めたら
こちらの声なんて
聞こえちゃいない
ボロボロと滂沱の涙
大粒の感情が街を建物を
僕を猫をおもちゃも
てんとう虫もすべからく
濡らしても飽き足らず
手当たり次第ものを投げては
壊してスッキリするまで
抑えきれない
やるせない感情が世界を包み込む
僕らはなすすべもなく祈るしかない
無力なのだ
嵐が厄災が収まるまで
耐えて忍んで祈るしかない
癇癪起こした子供が
泣き疲れて大人しくなるまで
僕らはただただ祈る事しかできない
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