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太陽と月と君と僕の夢

寝ては覚めて冷めては寝ついて

見上げては焦がれて馳せては伏せて

綴る思い思いの物語

夜空に満月

青空には太陽

回る地球の反対側は

今頃は深夜帯

こちらは昼日中

夢に浸る君の事を考える

悪夢の様な熱い日差しに

うなされる僕と君との対比

白と黒と明と暗

肌を焼く日差しが君の夢にまで差し込んだら

君は寝苦しそうに寝返りをうつのかな

暑さが和らぐ頃には夢も大詰めクライマックス

そろそろ起きる頃合いか

僕の住む街に夜が訪れる頃に君を叩き起こさんと

目覚まし時計が鳴り響く

目を覚ました君がゆっくり立ち上がりカーテンを

開ければ僕がさっきまで浴びていた

太陽の日差しにおはようの挨拶

枕に頭をあずけて眠い目を擦り擦り

窓の向こうに見える夜の街鳴り響く

車のクラクション

浮かぶ月の形は君がおやすみを告げた月と

同じ形なのかな

僕らの交わらない営みを

月と太陽が繋げてくれている

君が見ていたであろう夢の続きを

思い浮かべながら僕は眠りにおちる

僕の見る夢の主人公は

今まさに明るい世界で動きだす

君にしか務まらない

太陽がのぼり月は沈む

月がのぼり太陽が沈んでいく

変われど変わらぬ同じ空の下

昼だろうと夜だろうと互いの夢の中に

遊びに行く事だけはいつだって実現可能

思い浮かべさえすれば自由自在

だからこそ寂しくない

だから楽しくて仕方ない

交わす挨拶はおはようと

おやすみなさいから始まる

物語の中で僕はめいっぱい君と戯れる

君もまた僕の事を思い浮かべて

そんな夢を見ていてくれたら嬉しい

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