♯011 忌避。
〜決断忌避〜
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決断疲れからくる、脳のパフォーマンスを下げないために
「決めないを増やす」ことについて考えていくと
選択する回数を減らす、という単純なことですが、なかなか難しいと思います。
ですが午前中と午後では、判断力が午後の方が落ちやすい傾向にあるため
「重要な決断は、午前中にする」
というのはとても有効的です。
普段の生活で、仕事から疲れて帰ってきて、
今日のご飯何がいい?と言われても、即答出来ない経験はありませんか?
「なんでもいい」と言う時って
きっと、決断疲れしているときなのではないでしょうか。
家族や、恋人、パートナーへの愚痴で
「なんでもいい」と言われることが嫌だ、というのはよくある話です。
この
なんでもいい、というのは
考えることを拒絶している反応からくる言葉なのです。
脳の酷使をしたあとに、選択を迫られると
人は、決断疲れのピークから
決断を全くしない状態
決断忌避。
決断を避けたくなるのです。
やらなくてはいけないこと、決めなくてはいけないことが
たまりにたまった時って、
もう何もかもやりたくなくなる経験ありませんか?
仕事がたまって、家事がたまって、
全部片付けないといけないのに、あと一歩が踏み出せないとき。
これはもう脳が
決断コストをオーバーしている状態です。
人が決断できる量や大きさと言うのは、
個人差があります。
「なんかこの人優柔不断だなぁ」と思う方にお会いしたことありませんか?
単なる優柔不断であれば、性格的なことも考えられます
ですが、昔と比べてとても決めることに迷いがあるとか、
なかなか決められないことが増えてきた場合は
決断疲れが日常的にある状態ともいえます。
行き過ぎた優柔不断は、
メンタル的な病気の予兆の場合もあります。
そのくらい、決断疲れというのは
病気につながる可能性がある、
とても重要事項なのです。
決断疲れしないような生活を心がけるのも大切ですが
決断疲れを解消するポイントをおさえておくことも
どちらも行なっていくことが、病気を未然に防ぐベストな対処法です。
決断する回数を減らし、 決断疲れした脳を労わる。
脳のパフォーマンスを維持する秘訣は、この2つの実践です。