檀ノ作万太郎

檀ノ作万太郎。黄色い猿です。 世界の端っこで色々喋ってこう、と思います。 当方全くの素人ですが、音楽、映画、ドラマ、漫画 自分の趣味要素について色々偉そうに語らせて頂きます事をご容赦ください。

檀ノ作万太郎

檀ノ作万太郎。黄色い猿です。 世界の端っこで色々喋ってこう、と思います。 当方全くの素人ですが、音楽、映画、ドラマ、漫画 自分の趣味要素について色々偉そうに語らせて頂きます事をご容赦ください。

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今更ながら自己紹介

どうも、はじめまして。 ではないか。 檀ノ作万太郎と申します。 本当に今更ながらではありますが、 軽ーく自己紹介していきたいと思います。 残念ながらまず、 ワタクシ檀ノ作万太郎という人間はオタクです。自分で言うのもなんですが、オタクなんです。 高校生とかだと100%同級生がついてこれない 熱量と捲し立てるような早い口調で好きなものの話をしちゃうオタクなんです。 性別、年齢は不詳としときましょう。 そんな私、檀ノ作万太郎がなぜnoteを始めたのか。ズバリ、周りに話の合う友達

    • さくらももこ先生の『いさお君がいた日々』

      さくらももこ先生のエッセイ、 『さるのこしかけ』をご存知だろうか。 さくら先生はもちろん『ちびまる子ちゃん』 という不朽の名作があるわけだが、 エッセイの方もまた名作が多い。 なんならエッセイの方が好き、まである。 小学校6年生から中学の間、さくら先生の エッセイを読みまくった。 中でもお気に入りなのが今回取り上げる 『さるのこしかけ』と、『ももこの話』、『そういうふうにできている』である。 さて、そろそろ本題に入ろう。 『さるのこしかけ』に『いさお君がいた日々』という章

      • ある朝

        ある朝、なんの理由もなしに散歩に出かけた。 まだ空に薄く山吹色が残っている、そんなくらいの時間帯だった。 家が立ち並ぶ路地へ入って、 そこを下っていく。 田舎だから、こじんまりして、くたびれた家がならんでいて、当然のことながら路地も狭い。 田圃に続くその路地は、下り坂。 とぼとぼ、ポッケに手を突っ込みながら下っていく。 田舎の朝は静かなもので、スリッパの下で砂利が擦れる、自分の足音がよく聞こえる。 路地の先に、太陽がちょうど重なった。 家と家の間。 お日様がすっぽ

        • ゴジラマイナスワンが起こした革命

          公開から1年経ってしまった。 正直、あまり期待していなかった部分もありつつ劇場に足を運んだのが事実。 しかし、終わる頃にはもうとにかく 「してやられた」という感想しか無かった。 1ミリでも不信感を抱いていた事を 後悔する出来だった。 いつもゴジラ映画、怪獣映画を観るときに 自分の心に引っ掛かるのは 「主人公がゴジラを倒す」ことの説得力の無さ。 だいたいどの作品も一貫して主人公がいて、 その主人公がゴジラ、あるいは敵怪獣を なんとかしようと奔走するパターンが 多いのだけれど、

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        今更ながら自己紹介

          ドラゴンボールに何を求める

          いや、批判覚悟で言うとね、 ドラゴンボールってストーリーはそこまで 売りじゃないと思うのよ。 いや、面白いんだけどね、 ドラゴンボールよりもストーリーが良い 漫画ってたくさんあると思うのよ。 自分はドラゴンボールがこの世の漫画の中で 1番好きだけど、別にストーリーにハマってるわけじゃないんだよね。 じゃあ、自分はドラゴンボールの何が好きなのか、ドラゴンボールに何を求めているのか、 と言えば、それはやはり世界観になるんだ。 ドラゴンボールって、そもそもスタートが 鳥山明が

          ドラゴンボールに何を求める

          檀ノ作万太郎の小噺#5

          ある日の、運動の後。 日差しがやけに気持ちいい。 心地よい暖かさが風に乗って鼻筋を触る。 そのあと、風が体を伝い始めると、 汗が冷えて、少し涼しい。 それが気持ちよくて、鼻いっぱいに 息を吸う。 それもまた涼しげな感じがして、体の中が満たされていくよう。 命の、淡くも根を張ったエネルギーを感じる。 ぼうっと外の景色に目をやると、 なんだか意識が外に吸い込まれていく。 ああ、そうか、眠いんだ。 目を擦る。 すこし閉じた目を開く時、 瞼が重い。 また眠気が上がって

          檀ノ作万太郎の小噺#5

          檀ノ作万太郎の小噺#4

          もし私の書いた文章を読んでいて、 尚且つ「死ぬほど頑張れ」という 言葉に自分を縛られている人がいたら、 ちょっと私の言葉を聞いてほしい。 「死ぬほど頑張」ったって、 死ぬだけです。

          檀ノ作万太郎の小噺#4

          檀ノ作万太郎の小噺#3

          欲を断てない。 美味しいものを食べたい。 いろんな音楽を聴きたい。 漫画をたくさん読みたい。 どこまでいっても、欲望がついて回ってくる。 結局、人間という動物は欲望に支配されて 生きている。 人間が欲望をコントロールしているのではなく、欲望が人間をコントロールしている。 なんとも自虐的な観念ではあるが、 でも、だからこそ人間は人間として、 他の動物とは少し違った場所に立っているのだと思う。 生き物としては不自然なほどに、 人間は欲望に逆らえない。 欲望をその手に

          檀ノ作万太郎の小噺#3

          檀ノ作万太郎の小噺#2

          昔、友達がいた。 特にこれといって強調する点もなかった。 どこにでもいる、友達だった。 彼は、怯えていた。 人間が怖かった。 地震が怖かった。 ミサイルが怖かった。 お日様の下に出るのが怖かった。 その反面、大きく笑った。 人は、感情がある方向に行き切ってしまうと、 それとは真逆の行動をとることがある。 だから、彼は笑った。 その時、僕は、彼の恐怖を理解できなかった。 今なら、分かる? 何が頼り? 怖くてたまらない。 ふとした、針の先っちょみたいな恐怖は ど

          檀ノ作万太郎の小噺#2

          檀ノ作万太郎の小噺#1

          どこか、サディスティック、嗜虐的。 自分の中の、綺麗なところと、闇のところ。 普段は綺麗なところが表に出ている。 でも、ふとした時、自分の中の闇を見つめる 瞬間がある。 なんだかそれには触りたく無い。 それも本当の自分なのだと思うのは なんだか嫌だった。 誰にだってあるでしょう、 自分の嫌いのところの一つや二つ。 「自分、キモい。」 そう思うと止まらなくなる。 「キモいなあ、キモいなあ、キモいなあ。」 こいつをどうしてやろうか。 でも、音楽を聴いているコトを心の底から

          檀ノ作万太郎の小噺#1

          『製パン王キムタック』

          タイトルからして、パン作りのサクセスストーリー?なんて思った人、いません? それ、間違っちゃいないけど それだけだと思っていると確実に火傷する ドラマ、それがキムタックなのですよ。 「美味しいパンを作る」という部分は確かに 面白いのだけれど、それに合わさる登場人物一人一人の描写がまあ上手い。 いわゆる人間の醜い部分。 それを全部乗せにしたようなドラマだね。 で、そこがうまく パン修行のストーリーと合流してるから 中だるみする事なくイッキ見できる。 で、ほんでもって主人公キ

          『製パン王キムタック』

          食わず嫌いを悔いた『Back In Black』

          あまりにも有名なAC/DCの 『Back In Black』。 AC/DC自体はそれまでに『Highway to Hell』が大好きで、何度も聴いてた。 でも、『Back In Black』を聴いたのは AC/DCを知ってからかなり後だった。 その理由は、なんと食わず嫌い。 ボーカルのボンスコットが好きだった。 『Back In Black』からボーカルが変わったと言う話を聞いて、なんとなく敬遠してた。 あの狂ったような歌い方、声がいいのに! って食わず嫌いしてた。 でも

          食わず嫌いを悔いた『Back In Black』

          THE YELLOW MONKEY『SICKS』

          おそらく、コレをイエモンの最高傑作に推す人が1番多いであろうアルバム。 このアルバム、初めて聴いた時 「ものすげえな、コレ。」って感想が一つ 浮かんで、あとはただ呆然としてた。 時間が経つにつれて冷静さを取り戻して、 なんとか明確にこのアルバムを言語化しようとしてた。 で、その時まず思ったのは、 「ダークなのに超聴きやすい」こと。 同じイエモン作品でダークな『jaguar hard pain』と比べても、圧倒的に聴きやすい。 私が考えるに、その違いはやはり アルバム通して

          THE YELLOW MONKEY『SICKS』

          プリンスの『Purple Rain』

          今回語る1枚はプリンスの『Purple Rain』 なんとなーく、聴いてみたアルバムで、 これが私のプリンス初体験になりました。 とりあえずプリンスでも聴いてみるかくらいの テンションで、数ある必聴版の内の1枚がコレということで、手を出したわけですが これがプリンス音楽宇宙への旅の 果てしない出発点となりました。 このアルバムでめちゃくちゃ感銘を受けて、 プリンスの他のアルバムを漁り始めました。 『Sign O' The Times』や『Controversy』、 『Par

          プリンスの『Purple Rain』

          『ホジュン 宮廷医官への道』

          今回取り上げる韓ドラは『ホジュン 宮廷医官への道』。 随分前(小さい頃)に観たので、再視聴になりますが、やはり伝説のドラマだけあって もう身震いする面白さでしたね。 まず、このドラマの一番のポイントは 物語が超王道且つシンプルであることです。 自分の生まれを憂う青年がある人物に救われ、 その人を師と仰ぎ、自らの生きる道を見つけ、 それを突き詰めることに生涯をかける。 しかしその道は平坦ではなく、その志が 揺らぐ障害が何度も訪れる。 その度にホジュンは乗り越えていく。

          『ホジュン 宮廷医官への道』

          『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』が最初はよくわからなかったことへの後悔

          今回の「我が人生の1枚」は、 デヴィッドボウイの『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』です。 さて、今まで私は何度も何度もイエローモンキーへの愛を語ってきましたが、そのイエローモンキーが多大なる影響を受けているのがかの 有名なデヴィッドボウイなわけです。 イエローモンキーが好きであれば、影響元としてデヴィッドボウイの名前はよく出てきます。 その度に「デヴィッドボウイって人はどんな音楽を

          『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』が最初はよくわからなかったことへの後悔