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マインドフルになる機会なんていくらでもある

以前に、頭と首、そして肩がバキバキに凝っていて同僚のマッサージに癒されたことを書いた。

そこに、アゴも付け加えたい。
顎も相当凝る。

歯を食いしばる癖があるから顎が凝る。

顎が凝ると頭皮の血の巡りが悪くなって頭も凝る。

頭に血が回らないんだから首も肩も巡りが停滞する。

加えて常に気持ちが一所懸命でなるべく完璧にしたいと無意識にでも思っているので肩に力が入り、血の巡りが肩からも停滞しているという悪の相乗効果。


医学的に実際こういう流れなのかはさておき、私の中では矛盾がない。

とは言いつつも、こういうふうに少し距離を置いて考えられるようになったのは、瞑想のティーチャートレーニング講座を受けてからだ。


体の緊張と心の悲鳴に気づくことすらなく、自分の体を壊してしまった、はるか昔20代の頃。

肩こりを治したいなあ、ヨガすれば治るかも、とあまり深く考えることなく近所のヨガ教室に通うようになった18年前。

そしてティーチャートレーニングを受けるようになって体と心そして気持ちの相乗効果について学び、一歩引いて自分を見つめることができるようになった。

「不安で緊張してたからいま肩と頭が凝っている」

「だから(自分でコントロールできる)呼吸をゆっくりして気持ちを落ち着かせよう」

「ほら、肩から上にも血と体液がまた巡っていくのを感じる」

「肩の緊張が緩んできた」


講座の資料やノートを読み返していて、課程ごとの進捗記録を見ると、その度に

ー肩のコリをどうにかしたい

と書いている。
瞑想で気持ちを落ち着かせ、肩こりが解消できれば、と望んでいたことがわかる。

肩こりが解消できる瞑想の技術があるに違いない!とここでも一所懸命になっていてほんの数年前のことなのに苦笑い。

肩こりの理由が、完璧主義や不安、後悔や罪悪感などからくる体の力みであることも講座の課程が進んでいくにつれてわかってきて、薄い霧が晴れていったのを思い出す。


力みに気がつくと、きちんとしなきゃなどと考えていて、気持ちが「今ここ」にはいなかったことにも気づき、今していることを楽しもうと思える。

簡単ではない。

今ここに私はいるのに、その今ここが楽しめないなんて悲しい。

でも、そこに気づくだけですでに今ここに戻っている。

そして自分には今ここを楽しむ価値があるんだ。

と言ってあげよう。


コースを受講してしばらく時間がたったいま言えることは

ー 肩の凝りに気づいたら、未来や過去に旅行していた自分に気づき、いまここ に戻ってくる。
そして今できること、たくさんあるマインドフルネスなことをおこなう。

〜空を眺める
〜今飲んでいるお茶をゆっくり味わう
〜歩いているなら足裏の感覚を感じてみる
〜日向ぼっこをして顔に当たる温かみを感じる

全て今ここにいるからできること。
それらを楽しんでもいいし、楽しむ価値が私にはある。



(見出し画像 ちょっと視線を上げれば、そこはマインドフルな世界)

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