オフィスビルが活発です! あおひと君の週間アート情報 11/18~11/24 京橋彩区 アート巡り

オフィスビルが活発です!でも地球は青い!あおひと君の週間アート情報!

アートを愛するみなさま!こんにちは!

なぜ人類は殺しあうのでしょうか!とても悲しいです。こんな時代だからこそ、心を豊かにするアートが必要不可欠、エッシェンシャルなのです!アートは希望です!

今週の展覧会レビューは、先週、特集したアーティゾン美術館がはいっているミュージアムタワー京橋と隣にオープンした戸田建設本社ビル、TODAビルディングのアート巡りをお送りします。

京橋一丁目の一角を京橋彩区と呼び、「アートと文化が誰にも近い街」をコンセプトに開発されました。さっそくTODAビルディングから行ってみましょう。

11月2日にお披露目になったTODA ビルディング。
1、2階はギャラリー、3階はアートコンプレックスで4つのギャラリーが入居。4階はホール、カンファレンスフロア。6階にはCREATIVE MUSEUM TOKYOがオープンしました。
まず、1階、2階では、パブリックアートプログラム「APK PUBLIC」を展開。エントランスロビーと外の広場には、持田敦子の《Steps》を展示。ロビーには天井から螺旋階段のような立体作品が吊り下げられています。これはアーティストが、3次元空間に描いたドローイングの軌跡を具現化したものだそうです。

2階のスペースには、3名の作品が展示されていました。

小野澤 峻(おのざわしゅん)は、6つの球体が一定の速度で、それぞれ微妙なズレを保ちながら振り子のように揺れ動く《演ずる造形》と題したキネティックアートを展示。
野田幸江(のださちえ)は、《garden -a- <この風景の要素>》《garden -b- <地層になる>》《flower》という作品を展示。TODA BUILDING竣工までの2年間にわたり、建設現場などから季節ごとの小さな植物を採取、加工し素材に使って制作したオブジェなどの作品を展示していました。

そして先週、アーティゾン美術館のレビューでもご紹介した、毛利悠子の立体作品《分割された地震動軌跡模型》シリーズが展示されていました。

3階フロアーでは、タカ・イシイギャラリー 京橋、小山登美夫ギャラリー 京橋、KOSAKU KANECHIKA、Yutaka Kikutake Galleryが集まったギャラリーコンプレックスがオープン。それぞれ最初の展覧会が開催されていました。

小山登美夫ギャラリー 京橋 杉戸洋展「apples and lemon」- 「りんごとレモン」会期 11月2日~12月7日
スペースのことは考えずに搬入してから考えようと、持ち込んだものがどう見えるか自分も楽しみにしているといい開催された個展。展示空間を五感や身体性でとらえる制作アプローチをとる杉戸。入念なリサーチ、試行錯誤と時間を重ね、作品同士、作品と空間を呼応し変容しあう伸縮自在な世界観をつくり続けている。

KOSAKU KANECHIKA 十三代 三輪休雪「エル キャピタン」会期 11月2日~12月14日
2019年に三輪家当主として十三代 休雪を襲名。三輪家伝来の白萩釉を用い、萩焼の伝統を継承しながらもダイナミックで斬新な造形を取り入れた作風で高く評価されている。刀を使って斬り出した土肌と三輪家伝来の白萩釉(休雪白)のコントラストで迫る茶碗《エル キャピタン》シリーズ。米国留学時代にヨセミテ国立公園で見た巨大な花崗岩などから得たインスピレーションを、萩の土、そして陶芸の伝統と統合し制作している。

タカ・イシイギャラリー 京橋 グループ展 会期 11月2日~12月21日 
出品作家 荒木経惟、五木田智央、掛井五郎、サーニャ・カンタロフスキー、川原直人、グラハム・リトル、松岡一哲、森山大道、村瀬恭子、セル・セルパス、勅使河原蒼風、山下紘加
ポートレートをテーマとしたグループ展。本展では12名の作家による15点の作品を展示する。

Yutaka Kikutake Gallery ささめきあまき万象の森 国松希根太、斉藤七海、奈良美智、渡辺北斗、BOTAN&sumire 会期 11月2日~12月21日
奈良美智が近年訪問を重ねる北海道の地にて出会った4人の作家とともにグループ展「ささめきあまき万象の森」を開催。自然が宿す精神性に導線を持ち、時代に左右されない普遍的なものの姿を追求することの尊さをギャラリー空間に顕在させる。

※ギャラリー詳細(時間、休廊日など)は下の備考欄のURLからご確認ください。

6階は、CREATIVE MUSEUM TOKYOがオープン。アニメ「鬼滅の刃」 柱展 ーそして無限城へーが2025年3月2日(日)まで開催されています。
集英社ジャンプコミックスで累計発行部数1億5000万部を突破。単行本、テレビ、映画とともに世界中で大ヒットした大人気漫画「鬼滅の刃」。展覧会では、鬼殺隊最高位の剣士《柱》をテーマに、原画、映像、資料、音響などで立体的に体感できる展覧会です。

そして8階には、戸田建設グループのミュージアム「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?(トダッテ)”」を開設。建設業の過去・現在・未来の姿を楽しく学習できるスペースを2025年初頭に一般公開する予定だそうです。

屋上にも行きました。東京湾までけっこう近いんですね。このビルは、地上28階、高さ165mです。

さて、ギャラリー巡りで疲れたら、ちょっと一休みしたくなります。そんなときアート鑑賞をしながらくつろげるギャラリー&ベーカリー Tokyo 8分が1階に併設されています。こちらでは、こけら落とし展 友沢こたお 「Fragment」を開催。スライム状の物質が人物や人形にからまった独特の世界観を描き出す人気アーティストです。

さて、一休みしたら、隣のミュージアムタワー京橋「WORK with ARTプロジェクト」をみてみましょう。

アーティゾン美術館の入ったこのビルのオフィス部分では、今回、3箇所にプランを展開していました。

1階エントランスロビーは、「視野の解放」をテーマに、Dumb Type(ダムタイプ)作品「世界につながる窓」を設置。世界で公開されている「ライブカメラ」の映像をリアルタイムに収集。それらを1枚の窓に見立てて組み合わせることで、ビルにいながらも様々な外の世界と通じる感覚を得ることができる作品です。

1階~3階エスカレーターでは、「気分の変容」をテーマに、エンジニア集団 nomena監修の音楽作品を展開。エスカレーターに乗っている時間を音楽体験のタイムラインと捉え、機械の動作音を楽曲の一要素として取り込んだ環境音楽を流しています。作曲・演出は、ミラノ・サローネやダンサー田中泯氏の舞台音楽を手がけている高橋琢哉(たくや)氏です。

3階オフィスロビーには、「心身の整調」をテーマに武蔵野の森をコンセプトとした植栽をロビー中央に設置したデザインで、落ち着いた、居心地のいい空間になっています。空間設計は I IN(アイイン)の湯山皓(ゆやま ひろむ)氏が担当しました。 

みなさま、いかがでしたでしょうか。以上、サクッと京橋彩区、巡ってみました。

ぜひ京橋のお近くにお寄りの際は、訪れてみてはいかがでしょうか。

展覧会レビュー
TODA BUILDING/APK PUBLIC

11月2日~2025年3月2日 アニメ「鬼滅の刃」 柱展 ーそして無限城へー CREATIVE MUSEUM TOKYO(中央区京橋)
https://tokyo-live-exhibits.com/event_tkchu_creativemuseumtokyo/

11月2日~12月14日 十三代 三輪休雪「エル キャピタン」 KOSAKU KANECHIKA(中央区京橋)
https://tokyo-live-exhibits.com/pug_tkchu_kosaku-kanechika/

11月2日~12月7日 杉戸洋展「apples and lemon」- 「りんごとレモン」 小山登美夫ギャラリー京橋(中央区京橋)
https://tokyo-live-exhibits.com/pug_tkchu_koyamatomiogallery-kyobashi/

11月2日 ~12月3日 Tokyo 8分柿落とし展 友沢こたお 「Fragment」 Gallery & Bakery Tokyo 8分(中央区京橋)
https://tokyo-live-exhibits.com/pug_tkchu_tokyo8fun/

11月〜 ミュージアムタワー京橋「WORK with ARTプロジェクト」 (中央区京橋)
https://tokyo-live-exhibits.com/event_tkchu_kyobashi-art-tower/

TODA BUILDING APK PUBLIC Vol.1
https://www.todabuilding.com/events-and-programs/apk_241102/

タカ・イシイギャラリー 京橋
https://www.takaishiigallery.com/jp/archives/33273/

Yutaka Kikutake Gallery
https://www.yutakakikutakegallery.com/ja/exhibitions/2411_group/

TODA BUILDING
https://www.todabuilding.com/
Tokyo Live&Exhibits
https://tokyo-live-exhibits.com/

あおひと君(現代美術家 関根かんじ)ホームページ
https://super-blue.com

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Youtube(あおひと君の週間アート情報) @aohitokun

英語版サイト
https://japan-live-exhibits.com/
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