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婿舅(むこしゅうと)と嫁姑(よめしゅうとめ)問題 その3 婿舅問題 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

嫁姑/婿舅問題というのは古典です。

(ていうかそう思いたい…(笑))

 しかし今でもしっかり今も息づいていることを散見して来ました。多くの場合ははっきり言って結構幼稚な一方的パワハラという姿なんですけど。

………………………………………………………………………………………経緯
 その1は、物理屋なので(笑)先ず婚姻というプロセスが入る嫁姑/婿舅の関係ができる前、その原点として親子問題がそもそもありますよねというお話でした。

 これも古典です。(笑)

 その2.1は、嫁姑問題。
 まぁ姑の立場から見ると育った環境が古く、しかも放送やインターネット等無い時代に育ったので今とは違う世界で育ったんだから仕方ないでしょという感じかなぁ。当然受け止めてあげる側は、かなりのプロトコル変換をして悪意のない攻撃に対処するしかないという話でした。

 その2.2は、これを前提にしてもう少し具体的なところ、実害がある場合を含めての話でした。

 嫁姑問題のソリューションを場合分けまでして易しく説明して居る東洋経済さんの資料もリファレンスに置いて

 具体的なあるあるの紹介をしました。

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 今回は、婿舅問題。
古典的な話題で歴史的には色々有った様です。

お茶の水女子大学の資料
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お茶の水女子大学教育・研究成果コレクション “TeaPot”
『源氏物語』と平安時代の婿取婚

https://teapot.lib.ocha.ac.jp/record/41561/files/4_9-17.pdf

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プレジデントオンラインの資料

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〜藤原道長は正妻2人に妾が8人いた艶福家

道長は正妻の妊娠中にもうひとりの妻と結婚した…

女性の意志は無視、男にとって好都合な「通い婚」システム

男は身分が高い舅に婿取られる「逆玉」を望んでいた

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また、良く纏まった書籍もあります。

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ムコシュウト問題

現代の結婚論
結婚から始まるビミョーな「家族」関係

目次

第一章 ムコシュウト問題の実態
第二章 文学と歴史の中のムコシュウト 日本編
第三章 文学と歴史の中のムコシュウト 海外編
第四章 現代の結婚論 ネットお見合いのすすめ

内容紹介

 殺し合いも辞さない歴史上の婿と舅。文学の中に隠蔽された舅。そして現代のマスオさん。伝統的な嫁姑問題の背後から浮上するやっかいな婿-舅姑関係。
 少子高齢化がすすむ現代の家族をみるとき、従来とは別の視点が必要になっています。娘がひとりで、その親が昔に較べて長生きするようになった、という家庭が増えているからです。
 「マスオさん」と呼ばれる状態は、よく知られています。
 そこでは、かわいい娘を奪われたという、舅(岳父)の不快感とか怨念というものは、ないのだろうか。あるだろう、あるに決まっている。――というのが、本書の発想。「ムコシュウト問題」という視点の誕生です。
 古今東西の具体例を示しながら、可笑しくも、ときに凄惨なムコシュウト問題を論じつつ、ずいぶん複雑になってしまった21世紀日本の「結婚」というものについて、考えます。

出典

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 この本も2013年の出版なのです。

 All Aboutさんのこの資料も2003年の資料です。

 結論を言うと、私の元々の感覚に近く、婿舅問題は絶滅危惧種。

 そもそも論として、その1でまとめた様に、婿舅/嫁姑問題の原点たる親子問題が絶滅危惧種になりつつあり、

 特に婿舅の予備軍たる男の子今や4割が反抗期ナシという現実。

 このロジックの為にその1で親子問題を取り上げてロジックを組み立てているのですが、正に親子問題が絶滅危惧種になり、その次は婿舅問題も絶滅危惧種になりつつあるというところだと思います。

 実際私の拙くも狭い人生の中で婿舅問題というものを現実に見たり、even話題や噂話でも聞いたことがありません。唯一大河ドラマでそれに近いジーンが有ったのかなぁとも思いますが、正確にこれ…というシーンすら思い出せないという感じです。

 まぁ、連作としてはバランスとして婿舅問題というのも嫁姑問題の対極として置いて考察してみたというところです。

蛇足
 とは言え、私自身、婿舅問題は今回の連作で初めて認識したので、読者の方々の一部にも初見という感覚をお持ちの方も多いのではないでしょうか。その意味では良かったのかなと…

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