イスラエル軍情報トップ、退任式でハマス奇襲の責任改めて認める 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
表題の件が心に留まりました。
戦争を仕掛け続けて止めないパレスチナに比べて何とも認め難いことを公に認める責任感ある対応。
パレスチナはイスラエルに奇襲して普通に日常を暮らしていた民間人を人質をに取り、未だにその人質を温存したまま仲介者から停戦を促されても受け入れすイスラエルとの戦いを続けています。しかも自国の民間人を盾にしてその中に紛れ込んでまでも執拗に戦争を継続して居ます。
イスラエル、テルアビブに駐在し、パレスチナにも行きました。パレスチナの方にもお会いしています。とてもそんな政権運営を許すような方々ではなかったのですが、今のパレスチナのマジョリティはイスラエルへの奇襲、民間人を人質にして戦争を仕掛け、その継続を望んでいるのですね。
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【議会】2006年1月、パレスチナ立法評議会(PLC)選挙でイスラム原理主義組織であるハマスが過半数の議席を獲得。
出典 外務省 パレスチナ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/plo/data.html
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これからずっとハマスが主導。
信じられません。
しかも手に負えない。
イスラエルに奇襲しても、民間人を人質に取っても国民世論はそれに反対していない。
悲しい人たちです。
それは民意なので残念ですが仕方ない。
本編ではそもそも今回の
イスラエルへのパレスチナ(ハマス)の奇襲を成功させてしまったことも副次的な戦争の原因。
それを再認識したいのです。
戦争を仕掛ける事はパレスチナの方々の民意なので執拗に成功するまで仕掛けられ続けるかとは思いますが…
私としては、しょうもない
隣人達の暴挙を素直に初期段階で阻止してて欲しかった…
この2番目の戦争化への原因たる防衛の問題をもう少し考えたく…
イスラエル軍をしても(無敵とされていたイスラエル軍や諜報機関の評判)ハマス奇襲を防げない現実を如何に考えるのか。
BBCさんの解説記事が良くまとまっているのでご紹介します。出典を付けましたので
平和から一瞬にしてどんな酷い状態に陥ったかを再確認願えれば幸いです。
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【解説】 イスラエルへの急襲、不可能と思われたが……ハマスはどうやって
(イスラエルに隙があったと言う件(くだり)…)
イスラエルはもう何年も前から、パレスチナ人の小さな自治区、ガザ地区とイスラエル領の間の分離壁を強化してきた。しかし、今回の攻撃が始まるや数時間のうちに、分離壁は越えられないどころか、数カ所で破られていた。守りは鉄壁ではなく、その思い込みは誤っていたことが露呈した。
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(テロのお作法たる同時多発…)
今回の攻撃が従来と異なるのは、境界線の複数の検問所に対する直接攻撃が、連携をとって行われたことだ。
(腹が座った残忍さ…)
ここで掲載するには生々しすぎる内容の残酷行為も、映像で記録されている。中には、
車から引きずり出された運転手が、その場でのどを切られるものもある。死亡した民間人や兵士の遺体が、痛めつけられる様子の映像
もある。
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(そうこうなって、パレスチナが仕掛けた戦争が始まった…)
ハマスはソーシャルメディアで繰り返し、イスラエル兵の遺体の映像を流している。
BBCニュースはその内容を検証できていない。
ロケット弾の集中砲火が始まってから数時間のうちに、何百人ものイスラエル人が死亡した。しかも、思いもよらない方法で。
(この行為がバレスチの方々の民意というのが怖いですよね)
襲撃されたイスラエル南部には、数時間のうちに助けの手がたどりついた。しかしその間ハマスは、一時的にせよ、ガザ以外の土地を実効支配していたのだ。
今回の奇襲作戦のスピードと殺傷力は、イスラエルに衝撃を与えている。なぜこのような事態が起こり得たのか、今後何年も問われることになるだろう。
攻撃開始から数時間後、7日の正午になる前に、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は「これは戦争だ」と宣言した。
出典
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BBCさんの締めの通り今後の精査を待つと言う事なんだと思いますが、予兆は有ってそれを軽く扱ったというのは大きいと思います。
そして、今回の潔いイスラエル軍情報トップの発言となるのです。
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イスラエル軍情報トップ、退任式でハマス奇襲の責任改めて認める
[エルサレム 21日 ロイター] - 軍情報部門トップのハリバ参謀本部諜(ちょう)報局長は21日に行われた退任式で、昨年10月7日に起きたイスラム組織ハマスによる奇襲を防げなかった責任を改めて認めた。
「諜報部隊の失敗は私の責任だ」とした上で、イスラエルとハマスの戦争に至った理由を「詳しく調べ、理解を深める」ために国家レベルの調査を実施するよう求めた。
約1200人のイスラエル人と外国人が犠牲となった昨年10月7日のハマスによる大規模攻撃は、ハマスなどのパレスチナ武装勢力にとってほぼ無敵とされていたイスラエル軍や諜報機関の評判を大きく失墜させる結果となった。
出典
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勇気のいる真っ当な行動ですよね。
因みに全体的な背景理解の為にはこちらも資料としては充実しています。
ロシアのウクライナ侵攻もクリミア半島に次いでロシアがウクライナに侵攻する予兆ありと米国からゼレンスキー大統領に事前に連絡が有ったにも拘らずそれを無視しウクライナ侵攻を許してしまったと言う事実。これもまた同程度に再発防止に有効な事例研究の素材となると思います。
結局歴史は、大事に至る前の初期段階で手を打つことの有効性を教えて居ます。
一方、イラン/イスラエル間の紛争では、戦争拡大に抑制的な管理が効いています。詰まり
対イランでもイスラエルの対応は同じで相対的に順当な進捗を得ている。
つづく
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