コロナ禍の爪痕 空間的自由を取り戻す その2 二輪車(スーパースポーツ)の機動性 車より優先順位は高位 〜いよいよ本当の余生が始まりました 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
ビジネスで培ったプロジェクトマネージメントのノウハウを余生を楽しむ為に投入…
パズルをはめ込む様な感じで楽しみながら着実に結果を出してる雰囲気が伝わると良いのですが…
経緯
芸術の次はスポーツ。余生は一寸芸術系にもう少し振ってみるかなあ…
からのスポーツ。取り敢えず地下駐車場も使えるようになり大学生時代から乗り続けている二輪車を稼働させるところから…
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其処(そこ)に立ちはだかるのはコロナ禍。今でも感染症との戦いは続いている事を思い知らされました。
元々そのスーパースポーツの大型二輪車。大学生時代ですが本田技研工業製を選びました。まぁ、物理屋なので性能が当時最高というのが最大の理由。
本田宗一郎さんのお行儀悪い面は嫌いですが…
(使用されている)
最後の一台まで面倒見る
(最後の一台まで部品を絶やすな)
(最後の一台までパーツは供給する)
という言葉も私の生き方に合致。
閑話
上述の言葉に象徴されるビジネスへの姿勢はとても人生の参考になりました。特に歩留りに対する考え方、
大量生産した内のたった一台でも
買った人から見れば唯一の一台
というのは、
最先端半導体の研究開発から量産、そしてマーケティング、販売、事業企画までやった身としては
座右の銘。後に知人がGEさんでシックスシグマを経営全体のプロセス改革まで拡大適用しているのが私の琴線に触れたシードとなりました。
閑話休題。
そのスーパースポーツの大型二輪車の稼働プロセスの生々しいやり取りから、今もコロナ禍の影響がシビアに残っている感じを共有できればと思います。
元々は本田技研工業さんの白子工場に持ち込んで二輪車の保守点検をお願いしていました。昭和の時代は業者さんに混じって個人でも直接メーカーさんの保守点検サービスが受けられました。しかしバイクブームが去って業績が低迷している販売店さんに配慮し、個人の持ち込みでの保守点検は終了されました。対応は業者さんのみ。
仕方なく、当時腕利きで有名、雑誌にも保守点検の連載記事を執筆される程の大手系列ではない所謂バイクショップさんにお願いすることにしました。
寧ろメーカーさんより融通が利いて上手くソフトランディングできたのでした。そのショップさんは、お願いし始めた後は、町中では手狭になり国道沿に広い店舗を構えてずっと経営は順調だったのです。その
有名店ですらコロナ禍の影響でその店舗を手仕舞い、元々の店舗付近の広いスペースに移転
されたのでした。コロナ禍も落ち着いたと思い車検整備をお願いしたのはコロナの扱いが指定感染症5類になった後の夏。正に移転前の時期でした。
移転、営業再開後に逐次連絡するとの丁寧なメールを頂き、その順番をお待ちすることにしました。そして、半年後の年明け。
まず初めは私からの発信メール。
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遅れ馳せながら明けましておめでとうございます。
早速なのですが、VF750F2台、(東京、半島、)引取にて車検切れの整備と車検をお願い致したく宜しくお願い申し上げます。
下掲の通り全く急いでおりませんので、〇〇さんのご都合で結構です。
>同時でなくても全く構いません。移転直後でご多忙かと存じます。くれぐれもお手隙でお仕事のお邪魔にならないタイミングでお願いできれば幸いです。勿論空き時間の埋め草として長期お預けでも構いません。
因みにホンダLead100は絶好調です。流石〇〇さんと家内もとても喜んてくれました。今日も乗って出掛けています。
〇〇さんには本当に感謝しています。
引き続き宜しくお願い申し上げます。
多謝。
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これに対するバイクショップの返信。
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本年もよろしくお願いいたします。
ご連絡差し上げず申し訳ありません。現在作業ご依頼いただいております
お客様を順番にご案内しておりますのでもう少しだけお時間くださいませ。
VF750の作業はリストに間違いなくいれてございます。部品も持って参りました。
また、リードも快調とのこと安心いたしました。
再度御案内差し上げます。
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ということで、順調に移転作業は始められている御様子。ひとまず安心しました。
これからまた半年以上。今回の地下駐車場の整備完了を受けて、
再度私からバイクショップに連絡してみました。
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〇〇さま
ご無沙汰して居ります。
齢◎◎となり、まぁ免許返納の前にこの世の土産にもう一度二輪車乗りたいなあと思い出しています。店舗移られて立ち上げ大変かとお察しします。VF750Fがガソリン漏れを起こしたままで、理工学部出たのだから自分で直すかとも思いますが、矢張りここは〇〇さんに見て頂きたく…ご相談させて頂ければ幸いです。
全く急いでは居りませんので引き続きお手漉きの時にでもと…
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と、連絡を待って欲しいとの約束を破っての発信。ホームページは更新されているのでコロナ禍に耐えられず廃業という最悪の方向では無いと理解していました。コロナ禍での建物取壊し、移転作業と大変だったと思います。しかもスタッフを新規募集したりとそれなりに多分レイオフ?の影響は有った様です。
“なぜもう一度なのか。
「昔はプロのメカニックをしていました」でも現在は。という方がとても多いと思います。二度とこの仕事をするものかという辞め方をした方も多いと思います。人の問題、ギャラの問題、仕事の内容他にも問題が山積していた業界です。今もそうなのかもしれません。でもこの業界だけではありません。どの業界でもあること。そう感じて、しかももうこの歳なのでと悩んでいる方。遅くはありません。そしてキャリアの最後はプロのメカニックに戻ればよいのです。機械いじりが好きだったころを思い出してください。苦ではないはず。工具を握る感覚を思い出してください。まだまだできるはず。元プロなのですから。心配するよりまずはお問い合わせください。そして、お客様とお話しするのが苦手なメカニックの方。こちらも心配無用。弊社ではお客様とメカニックの間にフロント業務に就く担当がおります。そこも心配なし。機械とお話しできる方で大丈夫です。なのでもう一度なのです。”
なんてキャッチでメカニックさんを募集されています。
矢張りコロナ禍の影響は全く解消していないのか…
相当ご苦労されている御様子が…
事情ありそうなので悪いかなあと思ったのですが。(この辺の心の揺れをお察し下さいませ。)
それにも遅滞なく以下の返信を頂きました。
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御連絡いただきありがとうございました。
お約束守れてなく心苦しいです。作業スケジュールご用意してご連絡差し上げます。
暫しおまちください。
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とのこと。ここで被せてしまうのが私の悪い癖なのですが… 蛇足満載のThank you メールを…
……………………………………………………………………………………… 貴信拝受。
早速の返信ありがとうございます。
Again. 全く急いでは居ませんので、無理なさらないでくださいね。
自走できないので引取もお願いしなければならず
申し訳ありません。来年まで待って、とか追加スタッフ採用まで
待ってでも構いません。
下記のご連絡をのんびりお待ち申し上げます。
多謝。
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と、まぁ勿論考えた末にした行動ですが、今これを書いていても止めときゃ良かったかなぁとも思えて来ます。でも流石。大人の返信が。
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承知しました。
お気遣いいただき申し訳ありません。
連絡させていただきます。
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と、此処迄で止まったところです。
敢えてお恥ずかしいやり取りをお見せしたのは、岡目八目で
人の振り見て我が振りなおせ
のネタとしてもご活用頂きたく…
つづく