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地球の自転の速度を実感する初日の出 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 地球と太陽との相対的な位置関係たる公転と地球自身の自転でざっくり初日の出は定義できるんでしょうけど、その意味では、去年と略同じ位置からの初日の出。

 光が差して太陽全体が見えるまで3分程度かなぁ…

 とは言え宇宙の膨張速度は、天体の距離が1メガパーセク(約326万光年)離れるごとに、遠ざかる速度が秒速67.36キロメートル速まる感じだし、地球から観測可能な宇宙の果ては、現在光速の3倍程度の速度で地球から遠ざかっている計算なので、飛行機の機内や電車の車内の景色はゆっくり動いているけど外から見れば、機内や車内で見える景色とは異なり、凄い速度で動いてるってことと同じなんですよね。

 それを初日の出は実感させてくれます。太陽ぐらいの身近な距離なので… 

 地球と太陽の距離は1億4960万km。 光の速さは毎秒30万Km (29万9792.458Km)。

 光が1年かかって到達する距離を1光年といい、10兆Km (9兆4600億Km)って感じ。 地球と太陽の距離を1光年の距離でわってみると、0.00001581光年。まぁざっくり8分 (8分19秒)。詰まり8分前に太陽から出た光を地球に残っている薄皮の様な大気を斜めに横切るから青い光は散乱して、相対的に散乱しにくい赤い光を初日の出として有り難く拝んでるってことなんですよね。

 今年も、半島の小高い丘の上から、これまた高い山が無い東隣の半島の方角から此方の半島の低い丘の木々越しに拝む初日の出を楽しんだ次第…

美しい…

地球の大気越しに見る太陽の姿

 まぁ月から見た満地球(満月では無くて…)の出なんてのも楽しめる時代なので…

 因みに上空は最近また国際空港の機能が拡充された都内の空港への到着便の航路になっていて、丁度日の出のタイミングで一機上空を通過しました。朝日のオレンジ色に機体を染めて、きっと機内からは少し早目の初日の出を楽しめたんだろうなとぼんやり思いつつ…


 とまぁ… 新年早々、宇宙人の一種たる “人間” としての自分を実感しています。

蛇足
 有機系の身体を持つ生物… 人間の身体を借りて人生として日々を楽しませてもらっている幸せ… 初日の出を拝んでいる最中に鼻が何かに反応して鼻水が止まらなくなりました… 未だスギ花粉には早いと思うのですが、それに近い反応…

 これもまた愉しからずや

 孔子さんが残された「論語」の中で述べた言葉
「朋(とも)あり遠方より来る、また楽しからずや」
の一部をアレンジして、「なんと楽しいことではないか」という感じを表現してみました(笑)。

蛇足
 地中海に沈む夕日も良かったな…


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