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小1息子、夫とパンを作る

「パン、作りたい!」
息子が急にそんなことを言いだした。

パンなんて、作ったことがない私は「ちょっと厳しいな…」と思っていた。
しかし夫があっさり「じゃ、作ろう」というので、「じゃ、お願い」と任せてみることにした。


「まずは、パンはどうやって作るのかを調べなきゃいけない」

ということで、図書館に行ってパンの作り方が載っている本を探した。
夫がちょうどよさそうなものを見つけてくれた。


絵がとても可愛い

バターや塩などは家にあるので、強力粉・ドライイーストを買ってくる必要がある。

息子とスーパーへ買い出しに行った。
ドライイーストなんてどこにあるんだろう?と思ったが、強力粉のすぐそばに置いてあった。


土曜日の朝。
「パンを作るよ~」というと、大張り切りの息子。
率先して手を洗う。

「計量はケンにやらせよう」と夫が言うので、デジタル測りを持ってきて、砂糖・塩・強力粉などを順に測ってもらう。

「さぁ、ここに500グラムの強力粉がある。今回使うのは250グラム。では、残りは何グラムになる?」
「強力粉を250グラムいれた上に、塩を3グラム入れる。合わせて何グラムになる?」

こんな時も、ちゃっかり夫は算数の問題を出す。

生地を混ぜ合わせ、ボウルの底で叩きつける。
バターを入れて練りこみ、また叩きつける。
混ぜるところは息子がやったが、叩きつけるのはなかなか難しい。
夫が9割ほどやり、息子もちょこっとお手伝いした。


叩きつけるにはかなりの力がいる

まずは一次発酵。
「おおお!膨らんどる!」と息子も嬉しそうにボウルの中を覗く。

その後、生地を丸い形にしていく。
さらに生地を8等分し、一つ一つを小さく丸めていく。
今回は、プレーンを4つ。ドライフルーツ入りを4つ作った。

そして二次発酵。
生地が一回り膨らんだら、焼き始める。

「どんな様子かなぁ」と言いながら、時々オーブンを覗きにくる息子。
部屋にパンのいい香りが漂う。


そして、焼き上がり!
なかなかに良い感じ。

触りたがる2歳の娘

9時半ごろから作り始めて、できあがるのは午後になるかなと思っていたのだが、順調に作業が進み、お昼ご飯に間に合った。

焼きたてはやっぱり熱い。
手で持てる温度になったところで、早速食べる。

中はしっとり。外はほんのり香ばしい。焼き加減も良い。
焼きたてだけあって、中はまだまだじんわり温かい。

「美味しいね」と言いながら、みんなで食べる。
いつもはパンは食べない娘も、このパンは二口ほど食べた。

パン好きな息子は、パン屋さんで買ってきたパンならパクパクペロっと4つくらい平らげて、「まだ食べたい」と手を伸ばす。
けれど今回は自分の作ったパンということもあって、大事そうにゆっくりと2つ食べて、満足そうにしていた。

強力粉はあと1回分残っているし、ドライイーストも9回分残っているので、夫と息子の気が向けば、また作るかもしれない。

美味しいパン、ごちそうさまでした!

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