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体の内側から破壊される

最近、めまいが酷い。
体を横たえた瞬間、頭から沈み込んでいく感覚と吐き気に襲われる。何も食べれない。
勉強のお供のつもりだったブドウ糖のゼリーを捕食して、何とか栄養を補給する。多分鉄が不足してるんだけどね。
中学3年生の時、非嘔吐過食症を抱えながらもダイエットをしていた。修学旅行まであと2週間を切った時、激しい目眩と吐き気に襲われた。血液検査をすると、酷い鉄欠乏性貧血だった。もう少し進んだ数値だったら入院だったそう。あの頃と同じくらいの目眩がする。
頭を持ち上げられる程に回復して、ご飯を食べようとした。
食べるのがとても苦痛だった。喉を食べ物が通り過ぎていく時、体が破壊されていくような感覚がした。胃に溜まっていくのが、まるで石のような重さを感じた。体をどんどん切り裂かれるような感覚がする。食べ物が怖い。胃が重い。せり上がってくる感覚がする。心臓がバクバクする。
何も食べたくないけれど、何もしなければもっと目眩が酷くなる。吐き気を抑えるために、吐き気を我慢しながら食す。何だか、体の内側から私が破壊されていくのを感じた。


またしても酷い希死念慮に襲われた。死にたくて、というより生きていたくない気持ちが先行する。〜したいという感情が全く無くて、今を逃げたい気持ちが先走ってしまうようだ。もうどうにもこうにもならないし、諦めて半年ぶりに精神科に電話した。受付の優しい女性の声が聞こえた瞬間、少し涙が出た。この病院を含めて精神科には4カ所通ったことがあるのだけど、受付の方がとても優しくて親身なのはここともう潰れてしまった病院の2箇所だけだった。前回から半年も空いていたからか、軽く経緯を聞かせて欲しいと言われた。説明しようと口を開いた瞬間、嗚咽が止まらなかった。何でだろう、電話しようと決めた時は全然何ともなかったのに。何とか自殺未遂の話をすると、相手の方は声を痛ましそうにしながら相槌をうってくださった。親身に話を聞いてくれる人に久々に出会った気がする。

外に出なくちゃいけない用事があって、前髪を濡らそうとした。気づいたら洗面所に倒れていた。酷い目眩、というか平衡感覚が消滅したようだ。何でだろう。


姉妹、両親。私が彼らの態度を理解できないのと同じように、彼らもまた私を理解できないのだろう。お互い様だね。血の繋がった(?)関係であっても他人だから。私は心の何処かで彼らに甘えているんだろうね。分かってもらえるって期待してしまっている。ソンナコトナイヨ、理解なんて高等なものを求めていいわけが無い。他人だから。私は人を信じない。自分すら信じていない。何で信じないのに期待しちゃうんだろう。いい加減甘えるのを辞めなさい。1人で生きる。1人で生きたら、私以外のことで悩まされることはないのだから。




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