セルフタッチング / コヒーレンス
なるべくなら、いつも優しい気持ちでいたい。
自然に、笑いや愛情を与える人でいたい。
そして、私もハッピーを受け取りたい。
最近、そう願う機会が多くあります。
noteでも、そういった記事によく目が留まります。
きっと、今、私が向き合うべき課題。
冒頭の状態は、オキシトシンで満たされている状態のときに発揮できるパフォーマンスです。
他者との関係性の中から得るとされるオキシトシンですが、一人身では得られないものなのか。
この記事では、オキシトシンのセルフケアを考えた際に、たどり着いたセルフタッチング・コヒーレンスについてご紹介します。
01)オキシトシンのセルフケア【セルフタッチング】
オキシトシンを増やすには、人との交流やスキンシップが効果的とされています。いくつか論文を読んでみましたが、やはりこの王道アプローチを推すものが多い印象でした。
オキシトシンを得るには、やはり他者の存在が必要…と半ばあきらめかけていましたが、一つだけ一人身にも有効であろうアップローチを見つけました。
その論文によると、オキシトシン放出の条件として有力視されているのは『触覚刺激』とのこと。
例えば、マッサージなどの軽い皮膚刺激は、心地よさという快情動を呼び起こしオキシトシン放出につながると示唆されています。
これに従うならば、オキシトシンのセルフケアとして、セルフマッサージも有効では?との仮説が浮かびます。
調べてみると、「セルフタッチング」というリラクゼーションが確立されていました。
そういえば…と思い当たるのは、寝る前無意識に自分の手で自分を抱きしめるポーズを取ります。
このまま眠りにつくことが多いのですが、きっとこれも「セルフタッチング」
もしかすると無意識下で、自分で自分を癒しているのかもしれませんね。
02)オキシトシンのセルフケア【コヒーレンス】
ストレスが減ったらオキシトシンが増え、オキシトシンが増えたらストレスが自動的に緩和されていく。
オキシトシンとそんな相関関係があるストレス。
オキシトシンのためには、ストレスケアも欠かせないということですが、それには「コヒーレンス」を意識することが有効そうです。
言葉の定義では分かり辛いのですが、互いに干渉して調和した状態のこともコヒーレンスと呼ぶようです。
落ち着いた状態でゆっくりとした深い呼吸をすると、心拍リズムはなめらかな波動となり、脳機能が高められることが分かっています。
この状態もコヒーレンス
良くわかるYoutubeがありましたのでリンクします。
コヒーレンス呼吸法の概念を簡単に抜き出すと。
心拍リズムが不規則だと、体中に一貫性のない信号が送信される
人は一貫性がないことに対してストレスを感じる
深い呼吸により心臓へ意識を集中させ、脳と心の直観的な流れを構築
呼吸の速度と思考の速度を落として、心の深くにある感情に同調
そうすることで心拍はなめらかな波動となり、その信号を脳へ伝達
これにより、体中のシステムを調整・調和し、より明確な思考・感情の安定、より効果的な選択を生み出す
瞑想によるマインドフルネスと類似していますが、瞑想はより精神的なアプローチと理解しています。
対してコヒーレンス呼吸法は、完全にテクニック。
心拍を整えることに注力して、体中の調和を図るものです。
これは好みの差でしょうが、個人的にはコヒーレンスの方が取り組みやすく感じます。
このコヒーレンスによる効果として、主なものは以下のとおり。
✓脳機能・認知機能が高まる
✓自分でコントロールできる自己調節力が高まる
✓レジリエンス(回復力)が高まる
これらによって、ストレスを乗り越えやすくなるとのこと。
プレッシャーやネガティブな感情を認知した時には、焦点を心拍にあててコヒーレンスな波動となるよう意識するといいのかもしれません。
■あとがき
今回は、自分で自分を整えて、オキシトシンを稼ごうという視点で思考しました。きっと自分が満たされていないと、冒頭に記した在りたい自分では居られません。
ただ、自分を満たすことを他者ばかりに依存すると、環境が変わってしまったときに立ちいかなくなります。
こういったセルフケアの視点も必要だなぁと思い、シェアさせてもらいました。
最後までお目通しいただき、ありがとうございました。