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善玉菌が体重に影響する自分じゃない半分
前回、「善玉菌」と書いてしまったが、
「悪玉菌」と呼ばれる菌も、悪ではない。
「必要悪」じゃなく、「必要」。
腸内細菌の「あくだまきん」はタンパク質を分解したり、免疫機能を高める役割を持っている。
この腸内細菌は様々に存在して、健康とはバランスが良い状態。
自分の体は、半分は自分ではない。
体内に住んでいる細菌やウイルスは、自分由来ではない。
出産時に、母親の産道にある細菌をもらい、看護師の手のひらにある細菌をもらい、乳児にいろんなものを触って口に入れ細菌をもらう。
自分でないモノが体内にいて、自分が生きている。
私はずっと毎日、快便である。
運良くウンコ良い。
ツイてることに、「悪」玉菌が良くツイてる。
人は、体の内側の他者に生かされ、体の外側の他者に生かされている。
善と悪のバランスの中に生かされている。
「善」と呼ばれるものが実は悪影響になるのは、体の内側も外側も同じ。
外国人の細菌バランスの腸内環境が、日本人には毒になるように、
自分の形成した環境が良かったと、他人にも良いだろうとするのは早計だろう。
肉体のことでいえば、実はここ半年で体重が15%ダウンした。
食べる量は変わらない。運動量も変わらない。
思い当たる変わったことは、砂糖(その他甘い物)を摂らないと決めたのは半年前。
娘の生理痛の為にと提案したが、言う自分も付き合わないと酷いと思ったから。
元が肥満の15%ダウンじゃないし、筋量は増えて内臓脂肪が減った感じで、体調はますます良い。
だからといって、自分には良かったと、他人にも良いだろうとするのは早計だろう。
自分の体は、半分は自分ではない、複雑な環境の中で何が影響してるか計りきれない。
だから誰も何も上から目線で語れることはないし、自分の正しいと思う語りが「善玉菌」とは限らないだろう。
心の中の善玉菌と悪玉菌のバランスは人それぞれで、他者からの「善玉菌」はバランスを壊すかもしれないのだから。