逃げる勇気なんてなかったから 心の声を記号にまでして 気づかれようとしたら恥ずかしくなって 結局伝えらんなかった 逃げ出しちゃいたいと思ったけど そしたら人生終わるんかなと思って 僕はそうでもないくらいの自分を 自分なんだって思うようになった 大して好きでもない君の元へ 少しだけ逃げて 僕にはいいところあるよねって 褒めてもらって また戻った そんな僕は 情けないし つまんないし 魅力だってないし 君も同じだった 誰にも気づいてもらえなかっ
彼と出会ったのは4ヶ月くらい前の話だった 意気投合して、好きになって、 私たちは本当に気が合うねって 二人にしかわからないコトバで たくさん笑い合ったのはいい思い出 そんな日々も きっとすぐに終わってしまうんだろう 出会った時からずっと気づいていた 私も彼も これまで恋愛なんてろくにしていなかった それは恥ずかしいことなんだ そう思っていた私は 急いで誰かに出逢おうと 今年こそ恋をしようと 心に決めていた 初めて聞いた君の声は 優しくて あた
懐かしい夏の匂いなんて 思い出せないほど雨は降らない 昨夜はあんなに雷も鳴って 雨も降っていたのにさ 君の家から見えた朝の空は 黄色に染まってた 夏しか買えない柑橘のお酒 ワクワクしながら乾杯したよね 口喧嘩は一生終わらないし いつだって競い合ってる二人だけど アルコールに弱いのは仕方ない お互い様な夜が明けたよ 洗濯したてのノースリーブみたいな 優しい柔軟剤の匂いも 昨日二人で半分こした甘い夏のお酒も 全部君の匂い この夏の匂いだと覚えたよ 10年前の楽しい夏の味わい
わたし、もうすぐハタチになるんだ 早いよね 何にもできないまま 大きくなったよ 正直、大人にはなりたくないな 知りたくないことなんて、知りたくないな サンタさんはいない とか 山もあれば谷もある とか 結局人は見た目 とか 飲み会で見る男女の距離 とか 優しい嘘をつきなさい とか ほんとは全部知りたくなかったな でもわたし、もうすぐハタチになるんだ 彼氏も全然できないまま 大きくなったよ 早く大人になりたいとか言ってたけど 近頃はそんなことなくて 覚えたくないことばかり
忘れないようにと呟いた 君はノートに今日の出来事 今の気持ちはこういう感じだとか 赤裸々に書き綴る 言葉じゃ到底言えないような 愛の言葉が並べられていたんだ そんな器用なはずないのに 優しく包み込んでくれる音楽のような 魔法のような愛の言葉 辛かったね 苦しいよね それさえも愛の言葉のように聞こえる 君が言った全ての言葉に 踊らされてるみたいなんだ 一度も染めたことのない綺麗な髪の毛を そっと撫でてみる そういう無垢な優しさに惹かれたんだ いつまでも染まらないでほし
忘れてしまっていたんだったっけ 忘れたつもりで 仕舞っていたんだっけ 思い出せないくらい 愛おしい顔 優しさ 隣にいる温かさ 忘れてしまっていたんだったっけ 今日は可愛く仕上げたのにさ 君を思い出すと私の記憶は 変わってしまうようだ 過去の記憶まで 思い出は変わらないけれど 私は美しく変えたがるんだ 大した恋愛してないのに もう私の記憶の中では大恋愛でしかないよ 心に仕舞っていただけ 許してよね 思い出せないくらい恋してたんだっけ 無駄に思い出すほど 好きだった
そんな魔法 いらなかったよ 無駄だったよ 変わんないよ そんなことじゃ ポニーテール 紅茶の香りの香水 水色のワンピース 全部無駄だったよ 意識させようといつもより お上品な感じで出かけて いい匂いつけて 君の隣で好きな音楽聴いていた 暗闇の中 綺麗だね素敵だねって 話してくる君は 今でも友達 付き合えちゃうんだと思ってたよ 明らかに私に興味あったでしょ 今では友達ですらないほどに 二人の距離はとりあえず隣ではないみたい そんな言葉
100通りの明日があったけれど 100通りのどれを選んでも 君のことを好きでいる自分が想像できる 例えば君が明日角刈りになっても 性転換手術を受けても どんな未来でもきっと君に出会って 好きになっていたんだろうと思う 100通りの君を見てきたよ 予想外なほど普通の日常だったんだ 朝はパンを食べるか? ご飯を食べるか?の違いくらいで 何通りもの未来が生まれていたの たった一人の今を生きてる君と 一通りしかいない私 出会えて幸せだよ 100通りの昨日
友達って、いなきゃダメなの? 私は、 友達と仲良くしなさい。 喧嘩はダメ。 そう教えられて育った。 だからか知らないけど、私は友達と喧嘩をしたことがない。 喧嘩になりそうになったら、すぐに自分から折れるし、 自分の意見なんか何一つ言えないような大人になってしまった。 私は高校の時、あまりにも友達ができなかった。 小中一貫校だから、友達の作り方なんか忘れてしまったし、世の中優しい人ばかりだと思っていた。 だから、私は仲良くなりたい人に話しかけることなんてでき
友達ができない。 仲良くなった人、周りの人がまじで嫌い。 どうしても好きになれない。 そういうこともある。 逃げて、他の人と仲良くなろうとしても、多分だけど、上手くいってなかったと思う。 いじめられたわけではなかった。 でも、孤独で、心はもう死にそうで、先生にも心配されたのに、 「平気です。疲れただけです。」 って嘘ついて流したこと。 大して仲良くもないクラスメイトが、あまりにも暗い私の表情を見て いつもと違いすぎるよ、大丈夫? って言われた時、 「私
いつもは結んだ長い髪の毛を 下ろしてる君を初めて見たよ 恋なんて分からなかったけど なんだか愛おしかったな 僕のことをきっと好きなんだろう わかっていたけど 今日は初めて 日曜日の約束 たった一瞬だったけど 初めてのラブレターを持って 近所の公民館に現れた 日曜日の君 あれはきっと初恋だったんだろうと 思い出してしまう 日曜日に女の子に会ったのすら 初めてだったからさ 今年のバレンタインも日曜日 あれから幾分と大きくなったけど あの子は元気
友達が彼氏と別れた。 彼は、その子のことを、推しとしてしか見れなくなったらしい。 可愛すぎて、恋愛感情なんかなくなって、遠くで見てるだけで幸せらしい。 そう言ってたそうです。 それってさ、円満に別れるための口実なんじゃないの? って、私は思った。 その子を傷つけないために、円満に別れて気まずくならんようにって。 まあ、素晴らしいし気がつかえていい人だとは思うけど。 そんな言い訳つけてなんとか別れようとするのなら、 「別れたい。もう好きじゃない。」 ってはっ
君は古着が好きだから なんでもない日にくれた 一品もののブルゾン 一緒に着ようと買ってきた 私じゃ絶対買わないよ 奇抜なのに品がある 少し大きな袖がかわいくて 意外と私は似合ってた かわいいね 似合ってるよ その言葉で踊らされて 明日は君が着る番だから って理由つけて君の家に行った 今日は一人じゃつまんないみたい 君はもう寝る寸前だったらしい 今日は一緒に寝てもいいかな 人生の夏休み、恋は若々しい 君は古着が好きだから 私が着る番だった日に
そうやって過ぎた1年間は 思っていたより楽しかった 恋愛なんてしなくても 私は私らしく生きている そもそも恋愛なんかしたら 私は変わってしまうような気がする そんなことすら分からないまま 大人になるなんて思ってもなかったな 少し高いチョコレートは自分用に 映画だって一人の方が好き カフェは勉強のために行く そういうのも見失うのかな 会いたいだなんて思っても そんなこと言えないのが現実でした あなたに会えなくとも私は 物足りなさがある幸せを感じてる
私は、よくポエムを書いている。 でも、そのほとんどは妄想だ。 私は昔から妄想や空想が好きで、気づいたら何か考えてしまう癖がある。 そのせいか、もうすぐ二十歳になるというのに、一度も彼氏ができたことがない。 私には、そんなに魅力がないのか。 ここ最近、ずっと思っている気がする。 大学に入ってからできた女友達に 「すぐ彼氏できるよ」 と言われ続けて、一年が経とうとしている。 彼女たちはみんな彼氏ができたのに、私だけいない。 大学に入ってから、男友達がそこまでで
あと1日でも長く 生きていたいと願わくば 消えていく命 キメ、ハリ、艶 若けりゃいいのに どうして人は歳をとって こんな姿にまでならなきゃいけないの 気づいてくれなかった すれ違ったのに それは私が美しくなったから、じゃないの 小さなこの街の大きな地球の たった一瞬で出会ったのだから ずっと一緒にいたかったよ あと1日でも長く 生きていたいと願わくば 消えていく命 キメ、ハリ、艶 今だけでいいのに どうして人はシワ作って 明日よりも廃れて