僕の明日

逃げる勇気なんてなかったから

心の声を記号にまでして

気づかれようとしたら恥ずかしくなって

結局伝えらんなかった

逃げ出しちゃいたいと思ったけど

そしたら人生終わるんかなと思って

僕はそうでもないくらいの自分を

自分なんだって思うようになった

大して好きでもない君の元へ

少しだけ逃げて

僕にはいいところあるよねって

褒めてもらって

また戻った

そんな僕は

情けないし

つまんないし

魅力だってないし

君も同じだった

誰にも気づいてもらえなかったんでしょ

だから結ばれた

お互い様です

悲しいことがあった夜には

どうすればよかったんだろうって

追い詰めてしまうよりも

君に逃げる方が早かったみたいね

嬉しいことがあった夜には

そのことばかり考えて、また君に逃げる

どんな僕も

自分は嫌いだし

人のこと許せないし

君のことすら嫌いになる

君も同じだった？

もう誰もいないんでしょ

だからもうやめた

お互い様です

いつだって自分が嫌いだから

どうしても好きになりたいのに

どうにもこうにもいかなくてさ

やめちゃおうなんて思ったんだけど

そんな勇気ないくらい情けなかった

悩んでる間に

いつの間にか修行は終わってた

そんな僕の明日は

思ってたより裕福だった