魔法
そんな魔法
いらなかったよ
無駄だったよ
変わんないよ
そんなことじゃ
ポニーテール
紅茶の香りの香水
水色のワンピース
全部無駄だったよ
意識させようといつもより
お上品な感じで出かけて
いい匂いつけて
君の隣で好きな音楽聴いていた
暗闇の中
綺麗だね素敵だねって
話してくる君は
今でも友達
付き合えちゃうんだと思ってたよ
明らかに私に興味あったでしょ
今では友達ですらないほどに
二人の距離はとりあえず隣ではないみたい
そんな言葉
いらなかったよ
無駄だったよ
傷ついたこと
気づいて欲しかったな
どんな人が好き?
どんな髪型が好き?
どんな音楽が好き?
俺のこと好き?
私のこと
もっと知って欲しくて
頑張って君の目だけ見つめたし
可愛い服を着て
君と一緒に幸せなうた歌ってた
明るい朝も
眠いよね、でも楽しいね
そう言って見つめてくる君は
どうして、あんなこと聞いたの?
付き合えちゃうんだと思ってたよ
明らかに私のこと好きだったでしょ
今では友達ですらないほどに
二人の距離はとりあえず隣ではないみたい
魔法のような言葉に踊らされて
優しい君を好きになって
たった一瞬の魔法なもんだから
いつの間にかさよならしてた
ちょっと粋な計らいしてみたくてさ
ムラサキの口紅つけてみたよ
似合ってるか確かめてほしい
だから会えないかな?
そんな魔法わざとらしい
周りくどい言い方でしかうまく伝わんない
もう少し「会いたい」って言葉が
簡単なものだったらいいのに
だから言わないよ私
会いたいだなんて言えないから
ただ君を待ってるだけで終わりそうな恋は
とりあえず叶う見込みはないみたい
二人の距離はとりあえず隣ではないみたい
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