- 運営しているクリエイター
記事一覧
静かな大学のマドンナと意外な場所で会った話。
田舎から上京して2年目…
大学生活も板について来た。
これといって浮き沈みもなく平凡に過ごしていた。
友人:〇〇!
〇〇:ん?どした?
友人:今日も"遠藤さん"綺麗だよな〜
そう言う友人の視線の先には同じ学部の同級生、
遠藤さくらさんがいた。
顔、スタイル、なにから何まで完璧だ。
憧れるのも無理はない。
俺も多少なりとも関心はある。
友人:彼氏とかいるのかな?
〇〇:さぁ?
友
口数の少ない彼女がイメチェンしてきたんだけど何事?
朝、化粧台の鏡の前で物が落ちる音が聞こえた
がしゃんって音
いつもならない音だったから気になって覗いちゃった
○「どうした?」
さ「あ……あ…」
○「なんか落としちゃった?」
さ「ううん…」
ちいかわみたいな彼女
さくらが指を指す方向を見ると
○「前髪切ったね」
さ「切りすぎた…」
○「あ、確かに」
○「眉毛出てるね」
さ「……」
○「嫌だった?」
さ「うん…」
○
口数の少ない彼女、次は前髪あげてきました
お風呂上がり
アイス食べてるとさくらがるんるんでした
なかなか珍しい
さ「いひっいひひっ」
さ「見て〜」
○「あ、前髪あげてる笑」
○「かわいいね」
○「まんまる笑」
さ「かっきーに送る」
○「まだ送ってなかったんだ笑」
○「撮るよ〜」
○「ポーズ適当にとって」
気分は女優さん
さ「いい?」
○「いい感じ、かわいいよ」
さ「いひひっ」
○「これ遥香ちゃんに送るね」
口数の少ない友達は私といる時だけ饒舌です
さ「〇〇…」
○「なんですかいな」
夜22時
急に話しかけられるとびっくりしますわ
さ「明日出かける」
○「どこ行く?」
さ「んん…かっきーと」
あら、ちょっぴり恥ずかしい
○「なにか食べてくるの?」
さ「カレー」
○「好きだねぇ」
さ「好き」
さ「いひひっ」
なんの笑いでしょうか
○「楽しんできてね」
さ「うん!」
ーーーーー
遥「〇〇さんからだ」
〇〇:さく
口数の少ない彼女の姉に引っ越しの手伝いを命じられました…
○「もしもし」
飛「ん」
○「明日9時…くらいに向かいますね」
飛「ん」
○「失礼します」
飛「ん」
全部、んだったな
○「さくら〜」
○「明日飛鳥さんの引っ越し手伝いしてくるね」
○「ご飯作っておくからレンチンして食べてね」
さ「ん」
ーーーーー
○「おはようございます」
飛「ん」
○「お邪魔します」
あれ、意外にも終わってる
○「なにしたらいいですか?」
飛「
口数の少ない彼女に大ファンがいるらしいけどなんで?
夕飯の買い出しをした帰り道
○(今日肉じゃがにしようかしら)
「あ!!」
後ろからでっかい声が聞こえたもんで
何か事件が起こったかと思って前を見たら
150cmくらいの女の子が
鈍臭い走り方でこっちにきた
美「初めまして!」
○「初めまして…」
あら礼儀正しい
美「遠藤さくらちゃんの彼氏さんですよね!」
○「そ、そうですけど…」
美「私、さくちゃんのファンなんです!」
○
口数の少ない彼女、今日は構って欲しいそうです
今日も明日も社畜の僕は仕事をしてます
○「………」
さ「………」
○「………」
さ「………」
○「………」
さ「………」
さ「つ〜ん」
○「ん?」
さ「んぅ?」
あなたが触ってきたんだよ
○「………」
さ「つ〜ん」
○「?」
さ「ふぇ?」
え?
なんか気づいて欲しいのかな
○「ん〜」
さ「??」
さ「いひひっ」
何笑ってるんだ
○「ん〜?」
特に変わった
口数の少ない彼女にまさかの友達が出来たみたいです
最近、さくらの様子がおかしい
さ「んぅ…」
髪型は確認するし
さ「ねぇ似合う?」
服を確認させてくるし
○「リップなんて珍しい」
さ「ん」
ちょっとだけメイクもしてる
○「今日カレー作るね」
さ「カレー…いひひっ」
あとちょっとだけ声量が大きくなってる
なにがあったんだ…
もしかして…他の人ができた?
さくらに限ってそんなことないはず
でも最近の動きを見てると……
聞
口数の少ない彼女の妹は逆に口数が多いです
さ「〇〇」
○「はい」
さ「遊びたい」
あなたから誘うなんて珍しい
○「いいよ、どこいく?」
さ「妹」
あら恥ずかしい
○「何時とか言ってた?」
さ「9時」
○「了解、車で迎えに行くって伝えておいて」
ーーーーー
○「おはよう」
茉「おはようございます、〇〇さん!」
○「茉央ちゃん元気にしてた?」
茉「はい!元気でした!」
茉「〇〇さんは元気ですか?」
○「まぁね、
口数の少ない彼女にファン2号ができたらしいです、だからなんで?
和「おい、兄」
○「続柄で呼ぶな」
和「今度そっち行くから家に泊めて」
○「やだ」
○「お金出すからホテル泊まって」
和「高いじゃん!」
○「お金払うと言ってるだろう」
和「やましいものあるんでしょ!」
○「やましいものないわ」
○「ただ彼女いるから来てほしくないだけ」
和「え、彼女いたの」
○「知らなかったの?」
和「聞いてないもん!」
○「お母さんから聞いてない?」
僕の彼女がかわいすぎるんですがっ
〜遠藤さくら 中編〜
さくら:〇〇〜?
〇〇:...
あ、どうも〇〇です。
今何をしてるかというとかくれんぼしてます笑
やろう!って話をしてやってるわけじゃありません笑
僕が勝手にやってるだけです笑
さくら:〇〇、どこにいるんだろ...
キョロキョロしてます。
めっちゃかわいいなぁ...
未だに僕の彼女っていうのが信じられません。
こういうこと言うと怒られちゃうので言わないんですけどね