口数の少ない彼女にまさかの友達が出来たみたいです
最近、さくらの様子がおかしい
さ「んぅ…」
髪型は確認するし
さ「ねぇ似合う?」
服を確認させてくるし
○「リップなんて珍しい」
さ「ん」
ちょっとだけメイクもしてる
○「今日カレー作るね」
さ「カレー…いひひっ」
あとちょっとだけ声量が大きくなってる
なにがあったんだ…
もしかして…他の人ができた?
さくらに限ってそんなことないはず
でも最近の動きを見てると……
聞くしかないか…
○「さくら」
さ「ん」
○「気になる人できた?」
さ「うん!」
そんな笑顔で言わないでください
○「その人のこと好き?」
さ「うん!」
さ「いひひっ」
めちゃくちゃいい笑顔するじゃん
○「そっか…」
さ「〇〇」
○「なに?」
さ「お話ししたい」
○「誰と?」
さ「気になる人」
○「その人って男?」
さ「……?」
○「……?」
さ「……?」
なんか言ってちょうだいよ
さ「美緒ちゃんのお友達」
なーんだ
好きなだけ話せ
○「どんな人、なんて名前?」
さ「るるる」
いやあの…あだ名で呼ばないで
○「本名は?」
さ「林瑠奈ちゃん」
○「写真とかある?」
さ「ん」
かっこよ
私服おしゃれすぎるだろ
○「今度家に呼んでよ、お話ししたい」
さ「うん!」
ってことで家に呼んだ
ついでに美緒さんも来るみたい
たださくらに会いたいだけじゃないのか?
林「おじゃまします」
○「どうも…どう……?」
え、私服ダサ
美「お久しぶりです!」
私服ださぁ
筋肉は…裏切らない?
え、ださぁ
さ「るるる!」
美「さくちゃん!!」
君じゃないよ
林「さくちゃんやっほ〜」
さ「いひひっ」
さ「あ、私服」
そうだよな
さ「いいねっ」
そっち側かい
○「とりあえず上がってよ、ご飯食べよ」
林「いただきます」
美「いただきま〜す!さくちゃんの隣〜!」
多分無理だよ
ーーーーー
美「さくちゃんの隣が良かった〜」
ごめんなさいね
○「二人はどこで仲良くなったの?」
さ「私がるるるのこと気になって…」
さ「いひひっ」
なんで照れてるんですか
林「急に話しかけきたからびっくりしちゃって笑」
林「今一人ですか!って急に近づいてきて笑」
不審者すぎる
さ「いひひっ」
なに喜んでるんだ
美「ずるいー!私隣がいい!」
ずっと言ってんのかい
林「それで友達になろうかな〜的な」
なろうと思うか?
○「林さんから見てさくらはどう?」
林「ん〜すごいかわいいし、うるさいの得意じゃないので居心地いいですね」
さ「いひひっ」
嬉しそう
美「さくちゃんは世界一可愛くて〜」
君に聞いてないよ
ーーーーー
林「ご飯ご馳走でした」
○「いえいえまたきてね」
美「さくちゃんばいばい〜!!」
さ「美緒ちゃんじゃあね」
さ「るるるばいばい」
林「またね」
さ「いひひっ」
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