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条文サーフィン~裁判所法の波を乗りこなせ!!~<第35回>「(家庭裁判所の)裁判権その他の権限」
読み易さは正義!!
「読み」のハードルを下げて、
最速で法令の条文を読んで理解する
「条文サーフィン」。
「条文サーフィン」は、平面的な条文を立体的に読み込む一つの試みです。
条文サーフィン
【裁判所法】編の
はじまり、はじまり。
さて今回は、「第三十一条の三(裁判権その他の権限)」です。
【裁判所法】 >「第三編 下級裁判所」>「第三章 家庭裁判所」(第三十一条の二―第三十一条の五)より。
では早速、「条文構造」を意識して編集した法令の条文、その一行一行を「波」に見立てて、かるーく乗りこなす「条文サーフィン」を始めていきましょう!!
〇裁判所法(昭和二十二年法律第五十九号)
第三十一条の三(裁判権その他の権限) 家庭裁判所は、次の権限を有する。
一 家事事件手続法(平成二十三年法律第五十二号)で定める家庭に関する事件の審判及び調停
二 人事訴訟法(平成十五年法律第百九号)で定める人事訴訟の第一審の裁判
三 少年法(昭和二十三年法律第百六十八号)で定める少年の保護事件の審判
② 家庭裁判所は、この法律に定めるものの外、他の法律において特に定める権限を有する。
第三十一条の三(裁判権その他の権限)
家庭裁判所は、
↓
次の権限を有する。
一 家事事件手続法(平成二十三年法律第五十二号)で定める
↓
家庭に関する事件の審判及び調停
二 人事訴訟法(平成十五年法律第百九号)で定める
↓
人事訴訟の第一審の裁判
三 少年法(昭和二十三年法律第百六十八号)で定める
↓
少年の保護事件の審判
② 家庭裁判所は、
↓
この法律に定めるものの外、
↓
他の法律において特に定める権限を
↓
有する。
(※裁判所法=令和5年6月14日現在・施行)
以上が、裁判所法の「第三十一条の三(裁判権その他の権限)」です。
ここまで読んだ貴方は、読む前の貴方とはちょっと違うはず。その違いが「条文サーフィン」を続ける意味です。
ここだけの話。
「テキスト」を読んでから「条文」を読むより、先に「条文」を読んでから「テキスト」を読む方が理解がグーンと進みます。理解のカギは「先に疑問を持つこと」です。そうすることで、「テキスト」が宝物になります。
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その他多数。
イチから条文を読まないから、
速く読めて理解できる。
それが「条文サーフィン」。
条文を"読むコツ"が自然と身につく、
紙の六法で読む前に
”読む六法”(マガジン版)をどうぞ。
<こっそり☆おまけの穴埋め問題>
[裁判所法]
〔問 題〕次の条文中の( )内に入る語句はそれぞれ何か。
第三十一条の三(裁判権その他の権限) 家庭裁判所は、次の権限を有する。
一 家事事件手続法(平成二十三年法律第五十二号)で定める( )に関する事件の審判及び調停
二 人事訴訟法(平成十五年法律第百九号)で定める人事訴訟の第一審の裁判
三 少年法(昭和二十三年法律第百六十八号)で定める少年の( )事件の審判
② 家庭裁判所は、この法律に定めるものの外、他の法律において特に定める権限を有する。
〔解 答〕
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
( 家庭 )、( 保護 )でした。
第三十一条の三(裁判権その他の権限) 家庭裁判所は、次の権限を有する。
一 家事事件手続法(平成二十三年法律第五十二号)で定める( 家庭 )に関する事件の審判及び調停
二 人事訴訟法(平成十五年法律第百九号)で定める人事訴訟の第一審の裁判
三 少年法(昭和二十三年法律第百六十八号)で定める少年の( 保護 )事件の審判
② 家庭裁判所は、この法律に定めるものの外、他の法律において特に定める権限を有する。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!
ではまた。(^^)/
主人公(しゅじんこう)。