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条文サーフィン~裁判所法の波を乗りこなせ!!~<第18回>「(高等裁判所の)裁判権」

読み易さは正義!!
読み」のハードルを下げて、
最速で法令の条文を読んで理解する
条文サーフィン」。

条文サーフィン」は、平面的な条文を立体的に読み込む一つの試みです。




条文サーフィン

【裁判所法】編の

はじまり、はじまり。




さて今回は、「第十六条(裁判権)」です。

【裁判所法】 >「第三編 下級裁判所」>「第一章 高等裁判所」(第十五条―第二十二条)より。


では早速、「条文構造」を意識して編集した法令の条文、その一行一行を「」に見立てて、かるーく乗りこなす「条文サーフィン」を始めていきましょう!!




〇裁判所法(昭和二十二年法律第五十九号)


第十六条(裁判権) 高等裁判所は、左の事項について裁判権を有する。
 一 地方裁判所の第一審判決、家庭裁判所の判決及び簡易裁判所の刑事に関する判決に対する控訴
 二 第七条第二号の抗告を除いて、地方裁判所及び家庭裁判所の決定及び命令並びに簡易裁判所の刑事に関する決定及び命令に対する抗告
 三 刑事に関するものを除いて、地方裁判所の第二審判決及び簡易裁判所の判決に対する上告
 四 刑法第七十七条乃至第七十九条の罪に係る訴訟の第一審

第十六条(裁判権)

  高等裁判所は、
   ↓
  左の事項について
   ↓
  裁判権を有する。

  一 地方裁判所の第一審判決、
     ↓
    家庭裁判所の判決
     ↓
    及び
     ↓
    簡易裁判所の刑事に関する判決に対する
     ↓
    控訴

  二 第七条第二号の抗告を除いて、
     ↓
    地方裁判所及び家庭裁判所の決定及び命令
     ↓
    並びに
     ↓
    簡易裁判所の刑事に関する決定及び命令に対する
     ↓
    抗告

  三 刑事に関するものを除いて、
     ↓
    地方裁判所の第二審判決
     ↓
    及び
     ↓
    簡易裁判所の判決に対する
     ↓
    上告

  四 刑法第七十七条乃至第七十九条の罪に係る訴訟の
     ↓
    第一審



(※裁判所法=令和5年6月14日現在・施行)



以上が、裁判所法の「第十六条(裁判権)」です。

ここまで読んだ貴方は、読む前の貴方とはちょっと違うはず。その違いが「条文サーフィン」を続ける意味です。




ここだけの話。
「テキスト」を読んでから「条文」を読むより、先に「条文」を読んでから「テキスト」を読む方が理解がグーンと進みます。理解のカギは「先に疑問を持つこと」です。そうすることで、「テキスト」が宝物になります。




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 その他。




イチから条文を読まないから、

速く読めて理解できる。

それが「条文サーフィン」。




条文を"読むコツ"が自然と身につく、

紙の六法で読む前に

”読む六法”(マガジン版)をどうぞ。










<こっそり☆おまけの穴埋め問題>

[裁判所法]

〔問 題〕次の条文中の(    )内には同じ語句が入る。それは何か。

第十六条(裁判権) 高等裁判所は、左の事項について裁判権を有する。
 一 地方裁判所の第一審判決、家庭裁判所の判決及び簡易裁判所の(    )に関する判決に対する控訴
 二 第七条第二号の抗告を除いて、地方裁判所及び家庭裁判所の決定及び命令並びに簡易裁判所の(    )に関する決定及び命令に対する抗告
 三 (    )に関するものを除いて、地方裁判所の第二審判決及び簡易裁判所の判決に対する上告
 四 刑法第七十七条乃至第七十九条の罪に係る訴訟の第一審

〔解 答〕

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

( 刑事 )、( 刑事 )、( 刑事 )でした。

第十六条(裁判権) 高等裁判所は、左の事項について裁判権を有する。
 一 地方裁判所の第一審判決、家庭裁判所の判決及び簡易裁判所の( 刑事 )に関する判決に対する控訴
 二 第七条第二号の抗告を除いて、地方裁判所及び家庭裁判所の決定及び命令並びに簡易裁判所の( 刑事 )に関する決定及び命令に対する抗告
 三 ( 刑事 )に関するものを除いて、地方裁判所の第二審判決及び簡易裁判所の判決に対する上告
 四 刑法第七十七条乃至第七十九条の罪に係る訴訟の第一審


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!

ではまた。(^^)/

一期一会(いちごいちえ)。

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