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【世界一のお人好し】ネパールってどんな国?特徴は?現地駐在員が徹底解説

ナマステ!
株式会社ラストパートナー取締役の宮田です。
弊社はネパール現地で日本語学校を運営しており、日本では登録支援機関としてネパール人材を日本の企業様にワンストップでご紹介しております。

https://lastpartner.jp/

弊社の代表と副代表の私はネパール現地での在住経験があり、私の父親はネパール人、母親は日本人のハーフです。
私は現在もネパールに常駐しており、現地で日本語学校の運営やネパール人社員のマネジメントを行なっております。

このnoteはこんな方に向けた記事となっております。

・ネパール人の採用を検討している採用担当、経営者の方
・ネパールに興味があり、情報を知りたい方
・ネパールに渡航予定の方


◾️ネパールの基本情報・特徴

ネパールは南アジアに位置する内陸国で、北は中国、南はインドに接しています。首都はカトマンズで、公用語はネパール語です。国土は主にヒマラヤ山脈に広がり、世界最高峰のエベレストがあります。多様な民族と文化が共存し、ヒンドゥー教と仏教が主要な宗教です。主要経済は農業と観光業です。雨季のシーズン以外は世界中からトレッキングの観光客が訪れます。

1.ネパールの基本情報

1.人口
3,054万7,580人 (2022年 世銀)

2.首都
カトマンズ

3.民族
パルバテ・ヒンドゥー、マガル、タルー、タマン、ネワール等

4.言語
ネパール語

5.宗教
ヒンドゥー教徒(81.3%)、仏教徒(9.0%)、イスラム教徒(4.4%)他

6.国際日
9月20日(憲法公布日(2015年))

7.通貨
ネパール・ルピー
1円=約0.88ネパール・ルピー(2024年3月27日現在)
1米ドル=約133.28ネパール・ルピー(2024年3月27日現在)

8.識字率
71%(2022年 世銀)

外務省 ネパール基礎データ

私はネパールに移住して2年になります。
首都カトマンズの中心地タメルは東京の渋谷のような活気があり、世界中から観光客が訪れます。なんといってもネパールには世界最高峰のエベレストがあり、毎年シーズン中はトレッキングの観光客が訪れます。

また、ネパールといえば国旗の形が印象的です。
皆さんも一度目にしたことがあるのではないでしょうか?
ネパールの国旗は独特な形状で、2つの重なる三角形から成っています。これらの三角形は、ヒンドゥー教と仏教のシンボルを表し、太陽と月の形が描かれています。赤色は国の勇気と強さを象徴し、青色の縁取りは平和と友好を示しています。上の三角形には太陽が、下の三角形には月が描かれており、どちらもネパールの歴史と文化に根ざした象徴です。月は冷静さと穏やかさを、太陽は活力と勇気を表しています。このデザインはネパールの独立性と独自の文化を反映しています。

引用:wikipedia

2.ネパールの食文化

ネパールの食文化は、多民族国家であることから非常に多様です。主食は「ダルバート」(カレー)で、これはレンズ豆のスープ(ダル)と米(バート)を組み合わせたもので、ネパールの日常的な食事です。ダルバートには、様々な副菜やスパイスが添えられ、地域によって異なる味付けがされます。

肉類もよく食べられ、特に「モモ」と呼ばれる餃子や「チョウメン」と呼ばれる焼きそばが人気です。モモは、豚肉や鶏肉を詰めたもので、スパイシーなソースとともに提供されます。チョウメンは、野菜たっぷりのネパール風焼きそばでスパイスをふんだんに使った味付けになっています。

ネパールの食事はスパイスが豊富で、クミン、コリアンダー、ターメリックなどが使われることが多いです。また、紅茶の名産地であり、ネパール人は1日に4.5杯紅茶を愛飲しています。

ネパールにはさまざまな料理がありますが、主食はなんといってもダルバート(カレー)です。日本人がほぼ毎日白米と味噌汁を食べるよう、ネパール人も毎日ダルバートを食べます。日本ほど食文化は豊かではありませんが、本場のダルバートはかなりスパイシーで美味しいです。私も週に一度はネパールの実家に帰って、祖母が作ってくれるダルバートを食べます。

また「チヤ」と呼ばれるミルクティーを日常的に飲んでいます。日本人はコーヒーを愛飲している人が多いイメージですが、ネパールでは圧倒的に紅茶が親しまれています。砂糖たっぷりのミルクティーを飲むと、「ネパールにいるなあ」と気持ちがほっとします。

https://lastpartner.jp/

3.ネパール人の性格

ネパール人の性格は、その文化と歴史、宗教的背景に深く根ざしています。一般的に、ネパール人は温かく、親しみやすい性格を持ち、非常にホスピタリティに富んでいます。相手に対して礼儀正しく、尊敬の念を表すことが重要視されており、特に年長者や訪問者には深い敬意を払います。このため、初対面でも温かく迎え入れ、フレンドリーな対応をしてくれることが多いです。

家族とコミュニティの絆が強く、家族や親しい人々との関係を非常に大切にしています。家族の意向やコミュニティの規範を重んじ、共同体の中での調和と協力を重視します。社会的な結びつきが強いことから、助け合いの精神が根付いており、困っている人には手を差し伸べることが一般的です。

また、ネパール人は非常に忍耐強く、柔軟な思考を持っています。自然環境や経済的な困難にも柔軟に対応し、困難を共に乗り越えようとする姿勢が見られます。この忍耐強さと適応力は、ヒマラヤの過酷な自然環境に生きる中で培われたものでもあります。

宗教や文化に対する誠実な信仰心も特徴的で、ヒンドゥー教教や仏教の儀式や祭りに対する深い敬意と愛情を持っています。宗教的な儀式や祭りは、彼らの日常生活において重要な役割を果たし、精神的な安定と幸福感を提供しています。

総じて、ネパール人は親しみやすく、助け合いの精神が根付いた、忍耐強い性格を持っています。彼らの文化と信仰がその人柄に色濃く反映されており、彼らと接することでその温かさと尊敬の精神を深く感じることができます。

ネパール人といえば?と聞かれると私は「とにかく優しい」と答えます。これまでネパール人と接してきて、心温まるエピソードは数知れず。おせっかい過ぎるほど他人に対して関心が深く、何か困ったことがあればすぐに助けてくれます。
インドに行ってからネパールに入国した人は「ここは天国に見える」という人も多いくらい、ネパール人は親切で優しい心を持った人種です。

また、かなりの親日国で日本のアニメを視聴している若者が多いです。日本語学校も至る所にあり、日本語を話せるネパール人にもこれまでたくさん出会ってきました。年々日本への出稼ぎに行く労働者も増え、今後も増加する見込みです。

4.ネパールの経済

1.主要産業
農林業、貿易・卸売り業、不動産

2.GDP(名目)
4兆9,300億ルピー(約408.3億ドル)(2022年度 世銀)

3.一人当たりGDP
161,509ルピー(約1,337ドル)(2022年度 世銀)

4.GDP実質成長率
5.6%(2022年度 世銀)

5.物価上昇率
7.7%(2022年度、世銀)

6.外貨準備高
約93.2億ドル(2022年、世銀)

7.債務返済比率(DSR)
8.2%(2019年、アジア開発銀行 Key indicators2021)
(注)DSR(Debt Service Ratio):年間の対外債務返済総額の輸出額に占める割合

8.総貿易額
(1)輸出 1,571.4億ルピー
(2)輸入 1兆6,117.3億ルピー
(2022/2023年度、ネパール貿易・輸出促進センター)

9.主要貿易品目
(1)輸出 鉄鋼製品、糸、ウールカーペット、既製服等
(2)輸入 石油製品、鉄鋼製品、機械類、車両製品、電気製品等
(2023年度 在ネパール日本大使館調べ)

10.主要貿易相手国
(1)輸出 インド、米国、ドイツ、英国、トルコ
(2)輸入 インド、中国、インドネシア、アラブ首長国連邦、アルゼンチン(2022/2023年度、ネパール貿易輸出促進センター)

11.経済概況
GDP約408億ドル、一人当たりGDP約1,337ドル(2022年度)の後発開発途上国(LDC)。経済構造では、農林水産業がGDPの約24.1%及び就労人口の57.3%を占める。

外務省 ネパール基礎データ

ネパールはアジアの中でも最貧国という位置付けです。平均給与も2,3万ルピーで、国内の雇用は極めて少ない状況です。このような背景からネパールの若者は海外に出稼ぎに行く人も少なくありません。

また国内自給率が低く、他国に依存している傾向があります。特に輸入品は関税が高く、プラスチック製品や電化製品などは日本よりも高いです。

しかし、近年ではIT教育に力を入れており、地の利が悪いネパールでもIT分野は可能性を感じずにはいられません。昨今、オフショア開発やBPOは他国の経済発展なども相まって日本では厳しい状況が続いています。

現地に駐在している私の所感としては、次のオフショア開発・BPOの代表国はネパールになるのではないかと思っています。英語も堪能なネパール人は、今後の日本ではかなり重宝されると思いますし、中国とインドの経済発展と共に間に位置するネパールも必然的に経済発展するのではないかと期待を抱いています。

まとめ

いかがだったでしょうか。
弊社は「日本とネパールの架け橋」になるをスローガンに、日々活動を行っております。今後も現地の生の情報をお届けできればと思っておりますので、ぜひフォローをお願いします。またネパール人の人材紹介も行っておりますので、外国人の採用を検討されている企業の担当者様はぜひご連絡をお待ちしております。


株式会社ラストパートナー
代表取締役:土岐 誠
設立年月日:2021年1月
事業内容:海外人材紹介、IT・SNSコンサルティング、ブランド運営
所在地:東京都港区浜松町2-7-17 イーグル浜松町1001
認定:登録支援機関 登録番号24登 010248
   有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-316911
会社HP:https://lastpartner.jp/
メールアドレス:info@lastpartner.jp

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