ロウソクの先で燃える星 _ 詩

息を吹きかけますか
消えると思いますか
消せると思いますか
そんなか細く怯えた、
痛みも知らずに生きている息で
炎だと思っていますか
燃えているのは星
36.5℃の心臓を核にして
どんな言葉も燃やしてしまおう
悪意も嘘も虚飾も恐れも燃やしてしまおう
たとえ蝋が尽きたとて
浮かび続けるんだ、僕らの宇宙に
心の夜に輝きを放ち
強さという明日を、照らし続ける

了