#182 無意識な思い込みに気づく
日常の中で多かれ少なかれ、
決断をすることがあると思います。
あとで振り返って
「別の方にしておけばよかった」
と後悔した経験はありませんか。
正しい判断を下せない理由の一つに、
認知バイアス、思い込みが挙げられます。
特定の状況だとベストな選択以外のものが
正しいと思い込んでしまうなど、
正しい判断が下せなくなってしまうんです。
このような思い込みに陥らないために、
今回は3つのバイアスを紹介します。
1.確証バイアス
情報を集める際に予め自分の予想に合うもの
だけを集めてしまうことです。
自分の考えに反する意見や証拠が見えなく
なって、都合のいい情報だけを集めてしまうんです。
特に近年は1つの事柄について、様々な意見が
ネット上で拾えますので、このリスクは
ますます強くなっていますね。
自分の考えを盲信せずに、
賛成意見と反対意見をフラットに
集めるようにしましょう。
2.報道量バイアス
メディアでどれだけ多く報道されるかに
影響をうけることです。
より頻繁に目にする意見を信じ、
あまり目にしない意見を否定しやすくなります。
一つのメディアに頼っていると、
そのメディアの意見に染まってしまいがちです。
先ほどと同じ話になりますが、
自分が最初賛成できなかったものも含めて、
情報源は幅広くとりましょう。
3.簡素化バイアス
拡散しやすくするために情報の一部を
選択して切り取ることで生まれます。
これの怖いところは、
細かいニュアンスや視点が切り取られること。
数時間の会見から数秒〜数分だけ
切り取られた動画がアップされたり
記事の見出しだけが独り歩きしたり。
実際に内容を全て読むと、
思っていた内容とまるで違った、
といった経験があるのではないでしょうか。
重要な部分を鮮明に伝えるために、
細部を切り落として伝えることで
極論になってしまうこともあります。
4.まとめ
いかがですか。
今回は、思い込みやすい3つのバイアス
についてご紹介しました。
自分自身で全ての思い込みに気づくのは、
とても難しいことです。
それでも、このようなバイアスがかかることがある
ということを知っておくこと。
賛成の意見だけでなく、反対の意見も
普段から情報収集するだけで、
とても視野が広くなります。
情報発信している人も、
それを受け取っている人も、
無意識的に判断してしまうことがあることを知りましょう。
そして、普段から正しく判断するために、
自分の意見でなく、事実を読み取る練習を
して自信をつけていきましょう。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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