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【朗読】十二単衣を着た深海魚
フリー朗読エッセイ
作:ともりん※著作権は作者にあります
朗読の際は
【#ともりん朗読フリー作品】
と記載をして頂けると嬉しいです。
喜んでしっぽふって聴きにいきます。
ここは海の中
私は深海魚
ぷくぷくぷく
深海がつまらなすぎて
浅瀬まできたの
ぷくぷくぷく
わざと浅瀬を泳いでいるの
十二単衣をまとい浅瀬を優雅に遊んでいるの
十二単衣をまとい
人間世界を楽しんでるの
【朗読】ママのあなたへ【自己愛】
朗読フリー
作:ともりん
幼稚園の送迎して
洗濯物を干して
掃除をして
宿題しなさいとせかして
1日が終わる
ときめきさえ忘れられた日々
いつの間にか
マユゲさえもかかなくなってた
何気ないラインの読み違いで
話しあいという名の夫への愚痴大会となる
あぁもういやだ
本当は仲良くしたいだけなのに
自分の空回りに嫌になる
好きと言ってよ
そうよね
好きと言われたよね
【朗読】密やかにそっと泳いでいる
【朗読フリー】 作ともりん
恋はしていない
恋してはいない
だって私彼氏いるもん
恋するはずがない
恋のはずがない
結婚式の見学してるもん
相手の親にだって気にいられてる
正月は相手の家族親戚と熊本に旅行行ったもん
恋なんかしちゃいけないんだ
でももうこの感情は既に遅い
毎瞬あなたのことしか考えてない
今どこにいるの?
今何してるの?
次会う時はなんて予定を立てよう
【朗読】くれくれ星人
まさに私のこと
与える人間になる
愛する側の人間になる
そう思いながら
気づけば夫に依存している
くれくれ星人だ
◯◯してくれないという私はまさに受け身
くれくれ星人のお手本になれるほど
ダサいな私
そのままの私をまずは否定せずに受け入れる
習慣だもんね仕方ない
気持ちでは太陽のように愛する側になる
しかし行動は
『私は何もできないから、してほしい』
に成り下がってる
意図しよう
愛
恋沼〜男性依存女 ゆき〜
すっかり暑くなり蝉も
ミーンミーンと大合唱している。
福岡空港へ彼が見送りにいき、
飛行機が遠くへいく姿をみていた。
彼が会社のハワイ旅行に行ってる間、
唇に紅をひいて、黒のミニスカートで私は飛行場から去った。
ユキ
『久しぶり。相変わらずのクラウンなんだね』
元彼
『夜勤あけて96時間働きっぱなしでさぁ』
男性の俺働いてるぜアピールが私が大嫌いだ。
ユキ
『すっごぉぉーい。大変だった