【朗読】ねぇママあのね
朗読フリー
作者ともりん
※著作権は作者とする
窓を開けると金木犀の香りがする
『くしょん』という
君にお布団をかける
起きてると怪獣
寝てると天使
まさに君のことだ
もうすっかり朝は涼しくなってきた
『朝よーー起きて』
君を叩き起こす
朝起きると君は今日の見た夢はね
あのねと話だす
夢の中でママはヒーローだったんだ
キラキラしている君の目が愛おしい
夜は君の演技がはじまる
『あぁ、
僕はどうせ一人で寝るしかないんだ』
とあからさまに拗ねてみせる
『寝るときはママの横で寝たいな』
といい30秒で寝る
いつまでだろう
君がこんなにママをもとめるのは
いつまでだろう
君がこんなにママに話してくれるのは
いつか誰かと
恋人になるんだろうな
いつか誰かと
結婚するんだうろな
そんなことを思いながら
帰宅して
『ねぇママあのね』
を待ち遠しく待っている
バタンドタドタドタドタ
『ただいまーー
ねぇママあのね』
『うんうん、どうしたの?』
そう言いながら
思いっきり抱きしめる
サポートありがとうございます♪ハチ公前で待ち合わせしてお茶しましょう♪