恋沼〜男性依存女 ゆき〜
すっかり暑くなり蝉も
ミーンミーンと大合唱している。
福岡空港へ彼が見送りにいき、
飛行機が遠くへいく姿をみていた。
彼が会社のハワイ旅行に行ってる間、
唇に紅をひいて、黒のミニスカートで私は飛行場から去った。
ユキ
『久しぶり。相変わらずのクラウンなんだね』
元彼
『夜勤あけて96時間働きっぱなしでさぁ』
男性の俺働いてるぜアピールが私が大嫌いだ。
ユキ
『すっごぉぉーい。大変だったんだね。それだけ必要とされてるんだ』
元彼は自慢げな顔になってる。
みらいになんて、希望ももたず。
男なんてみんないつか飽きるとどこか冷めていた。
ただ淋しさを埋めたいだけ。
元彼が久しぶりにあったら、
こんなにも不細工だったんだと気づく。
淋しさを埋める為に今夜も元彼と焼肉を食べる。
抱かれる流れだとお互い気づきながら、
肉を口に運ぶのだ。
【続】
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