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夢中の糸口:UPSIDE DOWN×COO COO
らむです。今日は夕方に走りに行きました。しかしながら、夕焼けがとても不思議で美しすぎて。しばらく波打ち際を歩きながら、見惚れてしまっていました。というわけで、散歩になったのですが、素敵な景色にいやされて、程よく体の温まる気持ちの良い時間となりました。
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山々の少し上側の隙間に見える、
夕焼けのグラデーション。
真っ赤に反射した海。
鮮やかで美しかったです。
昨日に引き続き、今日も好きな音楽の紹介へ。COO COOの「UPSIDE DOWN」について、自分の観点なども織り交ぜ、綴っていきます。
「UPSIDE DOWN」は、「Dance Dance Revolution」という音楽リズム系のゲームに収録されていた一曲です。「Dance Dance Revolution」で出会った曲の紹介は、今回で2回目となります。
前回は、「Dance Dance Revolution」との出会いも交えて、「Butterfly」という曲を紹介させていただきました。以下から記事の確認ができますので、もし宜しければ、ご覧いただけますと嬉しい限りです。
「Butterfly」という曲に引き続き、「UPSIDE DOWN」も幼かった頃の私を虜にした一曲です。
早すぎず、遅すぎない。だけどリズムにとっても乗れる絶妙なテンポの曲です。そしてイントロ、間奏の時のメロディが最高にクールなのです。まるでピンチな時にヒーローが助けに来てくれるような。そんなふうに私は捉えてます。
「Dance Dance Revolution」で遊んでいた頃は、「UPSIDE DOWN」が程よいスピードだったので、難しいモードでも一度もミスをしないでクリアする=パーフェクトをぎりぎり狙えそうな曲として、よく選曲していました。
ところが、これがなかなか難しい。後半になると疲れが溜まって、足がもつれそうになります。何度も挑戦するから集中力もどんどん右肩下がりに。あと少しでパーフェクトだ……そのくらい良いところまで踊れると、油断して、ミスをしてしまう。相当に悔しくて、歯がゆい経験をさせられたため、きっとこんなことを記憶しているのでしょう。
それでも。
どんなに悔しくて、歯がゆくても何度も何度も挑戦しました。
目指すはパーフェクトのみ。
粘り強く、打席ならぬ、畳の上に広がるダンスマットコントローラーの踊り場に立ち続けた結果。
ある夜、私はとうとう、一度もミスをしないで踊りきることができました。
あの頃の喜びといったら……
それなりのものでした。兄弟のみんなは私ほど、このゲームにハマっていなかったため、自慢するでもなく、ひとりこっそり静かにやりきったことへの喜びを噛み締めていたのを今でも覚えています。
今日の散歩でもこの曲を聴いて、そんなことを思い出して、ひとり海辺でこっそり笑みを浮かべながら歩いてました。
夢中。
そう、まさにあの時の私の状態にぴったりな言葉です。
残念ながら、今の私は夢中と心から呼べるものは、まだ見つかっていなくて探している途中です。
できれば……
長く続けられて、成長を楽しめて、おまけに私のためだけでなく、誰かのためになるような。夢中になれること。具体的には……
「UPSIDE DOWN」を聴いていたら、そんなことまでいつの間にか考えている私がいました。今日の素敵な夕景も相まり、感情を込めながら考える時間を得られて、少しだけ夢中になれるものへの糸口を掴めた気がします。
お読みいただいている皆様は、夢中になれるものをお持ちでしょうか。もし私と同じく探している最中でしたら、仲間ですね。
もしかしたら、今日の私と同じように、幾重にも折り重なった記憶の彼方に夢中の糸口を見つけられるかもしれません。好きな音楽を聴いて、過去を探索するのも楽しい週末になりそうです。
私はこの記事を書き終えて、少しだけお酒を飲みながら、もう少し夢中の糸口の先について、思考を巡らせてみようとおもいます。
「UPSIDE DOWN」は、早すぎず、遅すぎない、絶妙なテンポで最高にクールな曲です。そして、夢中の糸口を見つけ出すヒントをくれた、私にとって大切な一曲です。