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もうひとりの少し先の未来の私:You are the one×globe

らむです。今日も夕方に走りに行きました。今日は無事にランの記録ができました。また寒くなってきて走り始めは億劫でしたが、風は穏やかで全体的に走りやすく、気持ちのいいランができました。

そして少し嬉しいことがありました。

走る記録を始めてから、合計で1000kmを突破することができました!

昨年の8月から健康を取り戻すために、走り始めてから1,000km。厳密に言うと、記録できていない時もあったため、もう少し早く突破できていたかもしれませんが、まあ細かいことは気にしないこととして。

ざっくり調べると、1000kmは、東京と大阪を往復するくらいの距離だそうです。そう考えるとそれなりに走ったなあと、感慨深くなって。いつか、地球を一周分走ったことがあります!なんて言えたら嬉しいな。そんな妄想を膨らませることができた、一日でした。

淡い夕日と穏やかな海を見ながら、
走りました。
この景色があったから、
これまで継続して走ってこれたのかもしれない。

昨日に引き続き、今日も好きな音楽の紹介へ。globeが歌う「You are the one」について、自分の観点なども織り交ぜ、綴っていきます。

「You are the one」は、「TK PRESENTS こねっと」というコラボレーショングループのチャリティーソングのようですが、私は「globe」が歌うバージョンで初めて知ることができました。

というのも、母がglobeのCDを持っていて、幼少期の頃に良く実家で流していたのです。globeには素敵な曲が沢山ありますが、私にとって、当時から今まで一番印象に残っているのは、この曲です。

イントロから終始、不思議な「ふぁーあ」というリード音があって、その音がとっても心地よいです。そして、Keikoさんの高くて美しい声がかっこよすぎて。こぶしを握りしめながら、目を閉じて、グッと噛み締めながら、何度でも聴いていたくなります。

私はこの曲を聴くと、「もうひとりの私」が、私に語りかけてくれているような状況をいつも想像させられます。


「もうひとりの私」は、少し先の未来の私。

冒頭は、今の現状に苦しんでいる中で、先行きが見えなくなってしまっている私。

でも、未来の私が励ましてくれます。私にはとっておきの勇気があるって。

励ますだけでなくて、肯定もしてくれます。どうしようもないところもいっぱいあるけれども、やさしい私を好いてくれています。

長年、私とともにしてきた「もうひとりの私」は、他の誰かにとっては、大したことないことであっても。私が成し遂げてきた、全ての行いを知ってくれている。それは奇跡だとも。私の価値を全力で信じてくれているような感覚になります。

そんな私に彼は、これまでは下積みだったんだ。ラストスパート=未来は輝いていたいだろ?それならがんばろうよ。そう言ってくれている気がして。

最後は、立ち直る今の私が、「もうひとりの私」に何とか追いついて、改めてふたりの共通する希望のある未来について、ともに歩んでいく。


そんなイメージをいつも持っていて、私はこの曲にとっても支えられてきました。

特に高校を卒業した頃。

お金がなかったから、同級生は大学にそのまま行っていたが、私は断念せざるをなかった。自暴自棄になっていた頃に、この曲を聴いて励まされて、また建設的に未来を考える力をもらえたと思っています。

改めて自分の力で大学へ行き、未来を切り拓くことにした私。生活費に加えて、参考書費用、受験費用、入学金、1~2年分くらいの学費を稼ぐために、昼間は引っ越し屋と精密機械の掃除、夜中はパチンコ屋の球流しと閉店後の掃除業務を行っていました。

パチンコ屋のアルバイトに入る前、この曲を良く聴いてました。タイムカードを切る前のわずかな静寂。フロアに出たら、人の声は耳元で大声で話しかけないと聞き取れない。それほどパチンコ台から流れる演出・効果音は爆音だった。

お客さんには、私と同い年くらいの大学生もいた。数回だが、私のことを知る同級生も顔を出して、何やっているの?今度飲み行こうぜって、何も理由を知らずに、まだお酒をしっかり飲んだこともない私へ声をかけてくることもあった。

少しだけとは言えないのがかっこ悪いが、そんなことがあると心臓がバクバクとして、嫌な汗をかいて、しばらく動揺を私はしてしまっていた。

それでも。

「You are the one」だけが、私を知ってくれている。未来を切り拓こうとしている私をずっと見てくれている。

しばらくの動揺は相変わらずだけど、静寂の中で聴いた「You are the one」によって、勇気を取り戻し、私は前向きにお客さんの対応をしたり、自分自身を言葉では貶めるようなことを言い、笑いを誘い、道化を演じつつも。心の中では、必死に自分の未来のためにがんばっているんだって、強く思える、プライドのようなものを固持しながら、耐え抜くことができたと思っています。


今日のランニングでも、この曲を聴きました。私が走っているのは健康と自信を持てる自身を取り戻すため。他の人に理解されなくても、未来の私は、きっとこの行いの価値をわかってくれているはず。そう思って、走り切る力をもらえました。

「You are the one」は、もうひとりの私=少し先の未来の私が、励まし、肯定して、未来を切り拓く勇気を再び取り戻す、そんな助けをくれる、私にとって、大切な一曲です。



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