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妊婦は転職需要において無価値だった

DE&Iは存在するのか

クビになった妊婦です。

今回の内容は、妊婦で仕事を見つけるという観点で、DE&Iは存在しない。という、私の結論に至った実験結果を公開したいと思います。

昨今、DE&Iを掲げる会社が増えてきました。
DE&Iとは、大まかに、社会の多様性、公平性、包摂性を高めるための対策することと言われています。

職場でも女性の雇用を増やしたり、消費者に向けて公平性を謳っている会社をよく目にしますよね。
実情は、産休・育休期間の人員を補完するのに、四苦八苦しているのが現実だと思います。

妊婦が転職活動をしてみて、DE&Iが本当に存在するか実験

クビになった瞬間に、ダメもとで、履歴書をアップデートし、転職活動を始めました。

気になる会社やLinkedinで連絡してきてくれた方に申し込んでみて、100発100中書類は通りました。

ここから実験をスタートしました。

その1)リクルーターの実験

実験その1)
あるリクルーター①には妊婦と言わず、あるリクルーター②には妊婦という。

①は次から次へともちろん案件を持ってきて、アフターフォローも万全。

②は正直難しいということを丁寧に伝えてくれて、残念ながら案件を持ってきてくれない。
すぐ音信不通になる人もいれば、本当に優しい方は、一回くらい話してくれる人もいる。
その優しい方でさえ、唯一持ってきてくれたのは、某医療系メーカーで、出産まで契約、その後正社員という話だった。真摯に考えて持ってきてくれたのだろう。
正直、話してくれただけでも素晴らしいと思う。

それもそのはず。リクルーターはコミッション制である上に、企業との向き合いもある。
妊婦である以上、そのことは企業に伝えなければいけないし、
契約社員で入れたとしても、正社員を探しているリクルーターからすれば、大したコミッションにはならないわけだ。

リクルーターにとって、妊婦は価値のない存在なのだ。

その2)企業への実験

実験その2)
同じく、ある企業①には妊婦と言わず、ある企業②には妊婦という。

企業①はすぐに2次、3次、最終と進んでいく。
企業②は書類選考通過の後に「すみませんが、妊娠で・・」伝えてみた。
するとお断りの連絡が来た。

妊娠が理由で、企業側が辞退することは原則NGであるが、働く開始時間がマッチしないのであれば、断ることができるようだ。
また、今回は他の候補者に決めました、と言えば問題ないわけだ。

受けた企業は、もちろん女性の進出が〜、雇用が〜、と謳っているところもあったが、実際やはりこんな程度なのだ。

DE&Iなんて妊婦に存在しないのだ。

即戦力が欲しいのは、企業にとって当たり前。
もちろん、自分が経営者だったらと考えると理解できる。
ただ、私は、DE&Iをかがげている会社であれば、少なからずとも妊婦だから断るというのは如何なるものか、と思う。
会社をDE&I ブランディングをしたいのであれば、妊婦をクビにしたり、妊婦だから採用しない。というのは如何なるものか。

もちろん、妊婦ということを隠し通して、内定後妊婦でした。といえば、内定を取り消されることはないだろう。
しかし、あえて、隠してまでしなければ、職業は手に入れられないのだろうか。

妊婦が公平に転職活動ができる日はかなり遠そうだ。

#多様性を考える #DE&I  #クビになった妊婦 #男女雇用均等法 #SDGsへの向き合い方

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