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Daisuke
2024年6月27日 21:51
ぽろぽろとぽろぽろと取れていく煤けた鱗そこに宿るは古の記憶焼かれたと思ってきたがその瞳に写るはもうひとりのあなた因果の環という舞踏の中でいつ終わるとも分からぬ享楽にふけるそうこれまではその鱗をその環を脱ぎ捨てて飛び立っていく時白光がつよくなってきた宙から呼びかけてくる声あなたの内にある静けさとつながると見えなかったモノが見えて
2024年6月25日 22:42
トントンふと見ると「来てくださいね 待っていますよ」そうやって突然のお誘いがやってきたまだ1回しか会ったことはないでもその優雅さと心地良さと静けさに惹き込まれていく車を降りると目の前にいる君びゅうどこからともなく風の踊り子がやってきてびゅう周りのみんなを盛り上げていくびゅうその調子に合わせてみんなが手を振っているその風の
2024年6月23日 18:27
魅入られてしまった沈んでもしずんでも追いかけてくるこの蒼にそれほどにここの世界は美しかったここにいると切り離される世界の座標からどっちが上でどっちが下かわからなくなるそうやって流れに流され漂ってすると遠く向こうのほうからやってくる微かな揺らぎその心地よい揺さぶりに身を任せていると静かにおおらかに語りかけてくる声を感じる染み込んでくるその
2024年6月17日 21:42
「それ」はもののすべての時を止めるようなそれでいて宇宙の果てまで優しく貫くようなそんな音だった慌てて周りを見渡すあれっ、聞こえたのは、、、俺だけ・・・?そこにはこれまでと変わらぬ人々の日常カフェで珈琲を片手に談笑にふける男女横断歩道でスマホ片手に器用にすれ違いながら歩く学生たちふと感じる視線その先にいるのは猫黒と白微動だにせずじっと