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2020年3月の記事一覧
『自省録』(マルクス・アウレーリウス)を読んで
2000年読み継がれてきた瞑想記録ノートであり、古来数知れぬ人々の心の糧となってきた名著。関連本2冊を経由してようやく本書にたどり着く。やっぱり原著はいいですね。
『ラ・ロシュフコー箴言集』のように、そのときに綴ったメモにひとつひとつナンバリングしてある構成。短いセンテンスから成ってます。パラパラとめくってみて好きな箇所を見つけるように読んでいい。
印象的なのは、自分への問いかけです。「君は〜
『さよならソクラテス』(池田晶子)を読んで
子供の頃、不思議に思っていたことがあります。それは親と子の偶然性です。誰もが父と母という親の存在から生を授かるわけですが、「その親でなかったら自分は本当に生まれなかったのか」ということ。
たとえ引き継ぐ遺伝が変わったとしても(要するに親がちがっても)「この自分」は世に存在するはずだ、そんなことをふわふわと考えていた時期がありました。
『14歳からの哲学』でおなじみ(ほんとにその頃お世話になった
『プレイ・マターズ 遊び心の哲学 (Playful Thinking) 』を読んで
『プレイ・マターズ 遊び心の哲学 (Playful Thinking) 』を読みました。
石川善樹さんが『問い続ける力』において「では派」よりも「とは派」の重要性を説いていました。本書はまさに「遊びとは?」を突き詰めた内容といえます。まずはこういう思考の一端を覗くことから始めようと思います。
さて、「遊び」の深堀といえば、先行研究としてホイジンガが頭に浮かびます。人は遊ぶ存在、ホモ・ルーデンス
『哲学と宗教全史』(出口治明)を読んで
ざーっとホントに全史を追えます。歴史の流れだけでなく、わりと人にフォーカスした書きぶりなので読みやすいのだと思います。
オススメは、まず自分の知ってるパートから、次に知らないところを。そのあと全体を流れで読む。こういった分厚い本は手触りで感触をつかみながら読む方がベターですね。つまるところ、紙に限ります。
で、内容なのですが、エピクロスのお話がとくに印象に残ったので、メモいたします。
エピク
『語源から哲学がわかる事典』を読んで
『語源から哲学がわかる事典』を読みました。
本書は、基本的な哲学用語の語源にさかのぼって意味の推移、翻訳、文脈などを解説しています。
登場人物には西洋哲学の基礎としてプラトン、元となるさまざまな言葉をつくったアリストテレスが多め。デカルトもちょくちょく。あ、物体がないと言い切ったバークリが取り上げられてます。ラッセルがその著書『哲学入門』でがっつり否定してたあの人だ。個人としては、入門書という