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【専門家アドバイス】HSPと発達障害。白色灯?オレンジ灯?

【ご相談】

最近テレビでHSPの方の特集を見て、娘にあてはまるように思いました。
娘は診断はありませんが、考え方が独特だったりでお友達関係がなかなかうまくいきません。
人混みや音が多い環境も苦手で疲れやすいです。
これまで発達障害のグレーゾーンかなと思っていましたが、HSPと発達障害の違いって何でしょうか?
またとても自己肯定感が低いのですが、親としてどのようにサポートしていけば良いでしょうか?


【La lucheからのアドバイス】

ご相談いただきありがとうございます。
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリーセンシティブパーソン)の略で、生まれつき視覚、聴覚、臭覚などの感覚が過敏で刺激を受けやすかったり、感受性が高く繊細といった気質を持つ人のことをあらわす言葉です。

HSPは病気や障害ではありません。
感覚の過敏性や人間関係の構築において困難を感じやすいなど共通しているように見える面がありますが、発達障害(神経発達症)は先天的な脳機能障害であり、両者はその点で明確に異なります。

発達障害の診断については、医療機関において発達検査やその他確認できる発達特性等を総合的に判断して行われます。

ただHSP、発達障害いずれにしても生きづらいと感じられる場合は、カウンセリングやその方に合った環境整備が望まれます。

HSPは刺激を受けやすい体質ですから、過剰な刺激から離れることが大切です。
自分が疲れているのかさえ分からなくなっている場合がありますから、疲れが溜まっていることを周りが知らせてあげることも必要ですね。
自分自身が喜ぶこと、好きなことを表現することも大切です。
『出来ること』を探すのはもしかしたら自己肯定感を下げてしまうことになる場合もあります。
出来ることより『好きなこと』『嬉しくなるようなこと』、それをしたら心が軽くなっているようなことを書き出してみたり、聞いてあげることをおすすめいたします。




【ご相談】

4歳の女の子で自閉症と診断されています。
我が家のリビングの電気の色は切り替えられるようになっています。
リラックス出来るようにオレンジ灯にしているのですが、娘はすぐに白灯に変えてしまいます。
このこだわりは自閉症の特性が関係しているのでしょうか?

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