かいごの基本 歯磨きの意味①
■口腔ケア
口腔衛生管理という言葉が、介護の世界では頻回になってきました。
そう、高齢者にとって口の中は健康維持に大変関係しているということなのです。
■予防
・虫歯、歯周病予防
・誤嚥性肺炎予防
・認知症予防
・低栄養予防
つまり、虫歯や歯周病になると、歯が無くなる、お年寄りさんの特徴でもありますが誤嚥しやすい為口の中は、菌やウイルスの宝庫なので悪い菌が肺(気管)に入り誤嚥性肺炎になってしまう。
歯が無くなると、噛めない、食べにくい為食事が柔らかいものに偏ってくる。
栄養の偏り、栄養の低下につながる。
噛む回数が減ったり。噛む力がなくなると脳への刺激が無くなり、認知機能が低下する。
歯の数が減ると話しにくくなり、他人との会話が減る。その為、社会性が失われ、孤立してしまう。
▶誤嚥性肺炎になると、入院する可能性が高く、ベッド上での生活となります。
お年寄り、特に特養入所者さんは入院期間に体力低下、栄養低下、、認知機能低下となり寝たきりの可能性、つまり廃用症候群になりやすいというリスクがあります。
■口腔ケア、口腔衛生管理の大切さは、ここまでの理解がないと、介護現場では続けられないでしょうね。
「時間が無いから出来ません。」と介護職員の声をよく耳にしました。
正しい歯磨きが、お年寄りの健康維持の大切な生活習慣である事、元気で長生きにつながることを知ってもらいたい。
■みんなで考えましょう。時間の作り方。