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ブッダのおしえとは

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悟りを開いたブッダ。そのおしえとは具体的にどのようなものだったのか。ブッダの教えを具体的に紐解いていきます。
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#仏教

ブッダのおしえとは⑨ 『空』の思想

ブッダのおしえとは⑨ 『空』の思想

大乗仏教では、『空』の思想が基本となる。その『空』の出発点は『諸行無常』『諸法無我』にある。
『空』とは『すべての存在に実体はない』という意味で、ものごとはすべて移り変わるということだ。
〇諸行無常
この世の全てのものが変化してやまない

〇諸法無我
永遠に変わらない実体はない

例えば、ものごとには浄も不浄もないということを最初から知っていればそのようなこだわりが生まれることはなく、従って執着も

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ブッダのおしえとは⑧十二支縁起説

ブッダのおしえとは⑧十二支縁起説

『無明、行、識、名色、六処、触、受、愛、取、有、生、老死』⇐順番はこの順番で変わらない

『無明』
四諦八正道などの仏教真理に対する無知であり、根本煩悩と呼ばれる。無明に縁って行が生じる。

『行』
行為、つまり業のことで身口意の三業。業に縁って識が生じる。

『識』
認識する働き。心のこと。識に縁って名色が生じる。

『名色』
五蘊のうち受、想、行と色の各蘊。また心身、あるいは識の対象となる全て

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ブッダのおしえとは⑦縁起の思想

ブッダのおしえとは⑦縁起の思想

仏教の基本的立場として一貫して貫くものが存在しないわけではない。むしろ、間違いなく仏教である限りは共通する一貫的立場は堅持されていると見るべきである。

それではそのような基本的立場はなにかというとまず躊躇なく挙げられるものとして、世界のあり方つまり存在を要約する『縁起』の考え方がある。初転法輪の時にも既に見られるように仏教の根本的考え方として重要である。

『縁起』の語源は「縁(よ)って起こる」

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ブッダのおしえとは⑥四法印

ブッダのおしえとは⑥四法印

ある人が仏教徒であるかないかは、その人が仏教の教義を他の宗教や哲学から区別する4つの特徴的な見解『四法印』を受け入れるかどうかによる。その特徴的な見解とは……
①生じてきたもの一切は無常である=『諸行無常』

②煩悩の働きによって一切の存在は苦しみである
     =『一切行苦(いっさいぎょうく)』

③存在するものは全て無我である=『諸法無我』

④涅槃は一切が静まった境地である=『涅槃寂静』

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ブッダのおしえとは⑤中道

ブッダのおしえとは⑤中道

ブッダがさとりをひらくきっかけ、あるいはさとりの直前に確認した基本的姿勢とも言うべき方針が伝えられている。それは『中道』と呼ばれている。ブッダさとりの直前の時期に苦行と呼ばれる修行をしていた。が、ブッダはそのような修行が意味をなさないことを自ら体験したあとに結論づけ、3つの観点からの『中道』を基本的姿勢とした。

まず第一に『苦楽中道』と言われる中道である。快楽主義と苦行主義両方を否定する。ブッダ

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ブッダのおしえとは④八正道の構造

ブッダのおしえとは④八正道の構造

八正道は本来は『さとりの世界における修行方法』を指すがさとりを目指すものにも、あるいは基本的に我々の生活に適応できるものである。

八正道の八つとは
1、『正見』
2、『正思惟』┣慧学

3、『正語』   
4、『正業』
5、『正命』  ┣戒学

6、『正精進』━三学共通

7、『正念』
8、『正定』  ┣定学

の8つに分けることができる。戒学、慧学、定学は後ほど説明したい。

1、『正見』

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ブッダのおしえとは③四苦八苦、三毒

ブッダのおしえとは③四苦八苦、三毒

四苦八苦 の意味・使い方
非常に苦労すること。 ... 「八苦」は「四苦」に『愛別離苦(あいべつりく)』(親愛な者との別れの苦しみ)、『怨憎会苦(おんぞうえく)』(恨み憎む者に会う苦しみ)、『求不得苦(ぐふとくく)』(求めているものが得られない苦しみ)、『五蘊盛苦(ごうんじょうく)』(心身を形成する五つの要素から生じる苦しみ)を加えたもの。
『苦』は伝統的に『四苦八苦』という言葉で説明される。

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ブッダのおしえとは②四諦の構造

ブッダのおしえとは②四諦の構造

まず、全体を把握しておこう
四諦
1、苦諦(くたい)…この世は苦しい
2、集諦(じったい)…苦の原因は煩悩である
3、滅諦(めったい)…目標とする理想状態
4、道諦(どうたい)…理想状態至る方法

1、『苦諦(くたい)』
これは我々の生存の状況の確認である。より具体的に言うと「人生は苦であるという真理」つまり生物の一員として人間存在がどのようにして苦の感受に誘導されて個体の生命を歩んでいるか自覚す

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ブッダのおしえとは①四諦の教え

ブッダのおしえとは①四諦の教え

⑴真理の体系
さとりとダルマはブッダの悟りがブッダの教えとなって展開する。全ての人々はこの教えに導かれて自らもまたさとりを得ることを目的としているのである。
では、その『さとりの内容』とはなにか。それは、
『ダルマ(法、dharma)』の自覚である。「存在するもの、ブッダの説法、などを様々な意味をふくんでいる」。学問的な用語でわかりやすく言うなら『真理』(truth)だろう。仏教はダルマの宗教即ち

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