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【noteで学ぶ健康習慣の科学68:身体に付く『脂肪』は場所によって影響が異なる】

 昨日、

■【noteで学ぶ健康習慣の科学67:トレーニングしてるけど『お尻周りだけやせない!』って人は認識を変えたほうが得かも。って研究】

 という記事を書いたのですが、

 脂肪は身体のどこに増えるかで健康への影響が大きく変わるらしい。
 というのをパレオさんのブログにて知りました。
■参考ブログ

「健康的に痩せてる」または「健康的に適度に脂肪が付いている」ならもちろん問題なく、その状態が一番良い訳ですが、すべての人が健康優良でないのも百も承知。
 ということで、「脂肪はどこに付くとマズイのか」見ていきます。


■下半身
 昨日のnoteで書いた通り、多すぎなければ身体に良い影響がある脂肪。
 オメガ3脂肪酸が含まれており、身体の代謝を良くしたり、体内炎症を抑えたり、頭が良くなる可能性が示唆されています。

■皮下脂肪
 一般的に誰でも付いている脂肪。
 腕周りやお腹周りにある脂肪で、見た目への影響はあるものの、健康への影響は大きくない。

皮下脂肪のベストラインは、
男性が15-10%
女性22-18%


■内臓脂肪
 誰でも付いている脂肪の中で健康への影響が大きい悪い脂肪。
 皮下脂肪と違い、お腹周りに付くが外から触ると硬い脂肪。
 皮下脂肪同様に、影響の軽い部分もあるが、体内炎症を引き起こす物質(インターロイキン6)を激しく分泌させる。

 体内炎症はあらゆる病気の原因になり得る現象であり、老化の根源でもある。
 
 食生活と運動習慣で意外と簡単に減少するとのこと。

■肝臓内脂肪
 内臓脂肪の中で「肝臓内」に付く脂肪で、健康への影響は甚大。要注意。

・悪玉コレステロールの数値が高い
・中性脂肪も多い
・インスリン感受性が悪化しがち
 

 これらの悪影響がある。
 要は2型糖尿病の原因。

 特に酒と果糖の摂取量が多い人は肝臓内脂肪が増加しやすいとのこと。

■心臓周囲脂肪
 心臓に付く脂肪のこと。
 健康被害は最凶。

・炎症を起こす物質(インターロイキン6やTNFアルファ)の分泌量がほかの内臓脂肪にくらべてもかなり多め

・心疾患をはじめとする、死亡リスクに直結する

 運動不足が特に原因とされているので、運動習慣を作る必要がある。
 

■筋肉間脂肪
 筋肉の間にできる脂肪で、霜降り肉に付いている脂肪がこれにあたる。
 運動能力を阻害する脂肪で、身体が動きにくくなる原因になる。

 しかし身体を動かすことで減少するので、やはり運動習慣で減らすことが重要。
 筋肉間脂肪が増えて、運動をしなくなることで内臓脂肪(肝臓内脂肪や心臓周囲脂肪)も増えていくって流れ。

■褐色脂肪
 珍しく、「増えるほど良い脂肪」に挙げられる脂肪。
 肩甲骨辺りに少量ある、筋肉に近い性質を持つ脂肪。

 エネルギーを作り出す働きがあり、アレルギーの抑制や脂肪燃焼の効果があるとされています(めちゃくちゃ高い効果という訳ではない)

 ただし意図的に褐色脂肪を作り出すのは難しいらしいので、適度な運動でその他の脂肪を減らす方が大事とのこと。


 肥満が身体に悪いことは周知の事実ですが、肥った結果増える脂肪がどこに付いていて、どんな影響があるのかまではなかなか知る機会がないので面白い情報です。
 そして、やはり運動習慣を人生の一部にすることは健康には必須ってことですね。

 薄着が増えるこれからの季節、Tシャツのお腹周りがパンパンに張った状態なのはやっぱり気になっちゃいますよね。

 夏の運動のきっかけにどうぞ(o・ω・o)ノシ

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