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【1分で読めるnoteで学ぶ腸内細菌学55:運動する人は腸内細菌も健康になるぞ。という話】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
腸内細菌と運動の話。
以前から、「運動は腸内細菌にとってもメリットがある」という話はnoteに書いております。
善玉菌はなぜか運動すると活発になって腸内環境の改善になるという研究があるんですね。
『運動腸内細菌叢』というタイトルのレビュー論文。
従来の「運動と腸内細菌」関係の242個の論文を集めてレビュー論文としてまとめ直したものです。
大変面白いことに、それらの論文のほぼすべてにおいて、
✅運動すると腸内細菌は豊かになる(種類も数も増える)
となっており、運動する人は腸内細菌ごと健康になっていくことが解っているわけです。
一方、「なぜ運動すると腸内細菌が増えるのか?」という肝心な部分はまだまだ未解明だそう。
一応、研究者たちの見解では、
□運動そのものの影響
・運動時に『外気に触れる』ことが腸内細菌の種類を増やす要因になっている
・運動の刺激で消化器官を流れる食べ物のスピードを低下させ、腸内細菌が食事をする時間が増加する
・運動による乳酸の発生が腸内細菌のご飯になっている
・高強度の運動や筋トレはさらに腸内細菌に対する効果が高い可能性がある(内臓の動きに影響を与えている)
ということが考えられているそう。
どれもがそれぞれ確かに正の効果を与えてはいそうです。
運動で発生する乳酸が細菌のご飯になっているというのはなかなかに面白いですよね。
□たんぱく質・炭水化物・脂質の影響
・質の高いたんぱく質(魚・植物由来)は腸内細菌に対して高い効果がある
・炭水化物・食物繊維(デンプン系)が腸内細菌に高い効果を示す
・食物繊維を摂ると腸内細菌の種類が増加する可能性が高い
・レジスタントスターチは高タンパク質食(質が悪いたんぱく質)の悪影響を低下させる
・高脂質(動物性の脂やバター系などの脂)は腸内細菌に悪影響があるが、魚脂(オメガ3)は乳酸菌を増加させる可能性が高い
などなど。
アスリートや日頃から運動を意識する人は食べ物に対しての意識も上がる傾向が高いため、必然的に腸内細菌に対して有益な食事を摂っている可能性が高いという話です。
まだまだ研究途上ではありますが、やはり
『食事・睡眠・運動』
に注力してる人の腸内細菌は豊かで健康になるということらしい。
健康な身体には健康な腸内細菌が宿るってことなんでしょう(o・ω・o)さもありなん。
今回の論文でも、魚脂(オメガ3脂肪酸)・食物繊維・レジスタントスターチは注目を浴びています。
毎度のことですが、日本で手頃に手に入る上記はこの辺り。
毎日の食生活に取り入れたいところです。
運動だと
この辺りなんか参考にしていただければ。
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