【1分で読めるnoteで学ぶ腸内細菌学60:腸内細菌を豊かにしてやる気アップ。って話】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
本日は腸内細菌学のお話。
腸内細菌が豊かだと、
□社交力が増したり
□脳機能が活性化したり
□ストレスに強くなったり
□病気の抑制効果
など、多くのメリットがあります。
(気になる項目をタップしたら各noteに飛びます)
で、今回は腸内細菌が豊かだと「やる気が増すぞ!」ってお話。
□そもそも"やる気"とは?
腸内細菌が豊かな状態が脳・身体・メンタルに良い事は、まあ解ります。そこはいい。
しかし今回は身体やメンタルとは別のアプローチで腸内細菌が関与している話です。
今回のキーワードは『甲状腺ホルモン(T3)』です。
甲状腺、何となく聞いたことがある単語。
□甲状腺・甲状腺ホルモンとは
甲状腺は喉の下にある臓器の一つ。
甲状腺ホルモン(T3)は身体の全体の新陳代謝を促進・左右する働きがあります。
甲状腺ホルモンは本来、甲状腺がコントロールしていますが、甲状腺の働きに異常があらわれるとバランスが崩れ様々な症状を引き起こします。
ちなみにT3とは『トリヨードチロニンまたはトリヨードサイロニン』のこと。
□甲状腺ホルモンの異常による症状
■甲状腺が多い時(バセドウ病等)
疲れやすい 汗をかきやすい 暑がり
体重が減る イライラ感 集中力低下
息切れ 動悸 筋力の低下
手指がふるえる
希発月経(月経の回数が少なくなること)
無月経 軟便
甲状腺(首・喉元あたり)が腫れたり太くなる
目が飛び出して見える
■甲状腺が少ない時(橋本病等)
疲れやすい 寒がり むくみ 体重が増える
眠気 記憶力低下 息切れ 脈がゆっくり
筋力の低下 動作が遅くなる
無排卵 無月経 便秘
甲状腺(首・喉元あたり)が腫れたり太くなる
まぶたの腫れ
バセドウ病・橋本病という甲状腺の異常による病気のことは今回は置いといて、重要なのことは、
甲状腺に異常が起きると……
✅十分な睡眠時間を取っても疲れが取れない
✅謎の倦怠感
✅やたら眠い
✅イライラがおさまらない
などの症状が起きる。
□腸内細菌と甲状腺の関係性
①甲状腺の活動に必要なエネルギーを腸内細菌が守っている
甲状腺にはセレニウムやヨウ素などの栄養が必要。
この栄養は腸がコントロールしており、腸が炎症状態になると栄養の吸収が阻害され、甲状腺に異常が起きる。
腸を炎症から守っているのが腸内細菌
②毒素が甲状腺ホルモンの働きを阻害する
腸内細菌が減少するとリーキーガット症候群という状態になる。(腸壁に穴が空き、そこから細菌が体内に漏れ出し様々な症状を引き起こす病気)
リーキーガットが起きるとリポ多糖類と呼ばれる毒素が血管に入り、甲状腺ホルモン(T3)の活動を阻害する
③腸内でT3が生成されない
甲状腺ホルモン(T3)の20%は腸内細菌によって変換されて生成されます。
腸内細菌が減少するとホルモンの生成量が減少、甲状腺の働きが低下する
甲状腺の働きが過剰になる病気『甲状腺機能亢進症』の人の腸内細菌では、乳酸菌やビフィズス菌の量が著しく少なかったという論文があります。
逆に、乳酸菌などのプロバイオティクスを取ることで、甲状腺ホルモンの濃度が上昇・甲状腺の機能改善が起きたというデータも。
□甲状腺の異常は特に女性に起きやすい
甲状腺の病気は女性の方が強く影響されるといいます。
月経周期の異常や不妊・流産の原因になることも。
疲れやすい。疲れが取れない。悪寒が続く。眠気がなくならない。イライラする。
このような症状が続くようであれば、甲状腺・甲状腺ホルモンの異常が起きている可能性はあります。
腸内細菌は体内炎症レベルにも大きく影響しているため、甲状腺以外の原因も考えられます。
定期的な健康診断と、日常生活の中で行える腸内細菌のための腸活が身体を守ることにつながるかもしれません。
(蛙・ω・)<身体を内から守っていきましょう。
【参考記事】
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